Azureストレージマネジメントツール類の紹介
CloudBerry Explorer for Azure Blob Storage
次に紹介するツールは、ブロブストレージに特化したツールです。
CloudBerry Explorer for Azure Blob Storageはブロブに特化しているだけあって、非常に使いやすいです。有償版の場合は同期機能が提供されているので、マネジメント用のツールとしてだけでなくネットワーク上の仮想ストレージとして使用するためのツールとしても使うことができます。
図6:CloudBerry Explorer for Azure Blob Storageトップ画面(クリックで拡大) |
上記はトップ画面ですがFFFTPライクな操作感で使えそうなイメージを持たれると思います。細かいところでは、ローカルPC側では右クリックメニューが存在しない点やSASをサポートしていないなどの欠点はありますが、ドラッグ&ドロップで操作できるのはやはり快感です。
また、デフォルトで疑似的なフォルダ構造を再現していて、ローカルのコンピューターのフォルダをアップロードした場合にそのまま表現してくれるのは大きなポイントです。また、複数のストレージアカウントをサポートしていてストレージアカウント間のコピーも可能です。
著者は、ブロブストレージしか扱わないのであればこのツールは一番だと考えています。
CloudXplorer
次にCloudXplorerは名前の通りエクスプローラーライクな操作感が売りです。
図7:CloudXplorerトップ画面(クリックで拡大) |
上記がトップ画面ですが、アカウントを追加することで、複数のアカウントをまとめて操作できます。コピー&ペーストができる点や階層の表現の仕方が、本当にエクスプローラーのようです。右クリックメニューやショートカットキーも再現されていて、非常に便利です。やはりSASなどはサポートしていませんが、このツール自体が個人用の仮想ストレージ用途と割り切れば十分でしょう。
無償版のCloudBerry Explorer for Azure Blob Storageとは、好みによって使い分ければ良いと思います。
おわりに
さて、今回メジャーなツールをひと通り紹介してきましたがいかがでしたでしょうか?それぞれの特徴を理解していただけたら嬉しいです。なお、筆者はAzure Storage ExplorerとCloudBerry Explorer for Azure Blob Storageの無償版を使い分けていますが、皆さんもそれぞれの好みや用途に応じて使い分けていただけたらと思います。