Windows用のKinectはXbox用と何が違うの?
ライセンスについて
ライセンスについて、特に重要だと思うものをいくつか抜粋して紹介します。
1.インストールおよび使用に関する権利
ユーザーは、 特にMicrosoft Windows オペレーティング システム上で実行し、Microsoft Kinect for Windows センサー(その他のセンサーは不可)およびその関連ドライバーとランタイム ソフトウェアに関連してのみ使用することを意図しているユーザーのプログラム(以下「Kinect for Windows アプリケーション」)を設計、開発、およびテストするために、本ソフトウェアの任意の数の複製を、お客様のコンピューターにインストールして使用することができます。また、本ライセンス条項に従ってお客様の Kinect for Windows アプリケーションを頒布することができます。
Kinect for Xbox 360 センサーとの使用の制限。
Kinect for Xbox 360 センサーは、限定保証およびソフトウェア ライセンス契約の条項に基づいて販売されており、Xbox 360 または Xbox 360 S コンソールに関連してのみ当該デバイスの使用が許可されています。Kinect for Xbox 360 の限定保証およびソフトウェア ライセンス契約におけるこの制限にかかわらず、ユーザーは、本ライセンス条項の条件に従って、改変されていない Kinect for Xbox 360 センサーを使用して、ユーザーの Kinect for Windows アプリケーションの設計、開発、およびテストに役立てることができます。Kinect for Xbox 360 の限定保証およびソフトウェア ライセンス契約の、その他のあらゆる条項は変更されません。ユーザーは、Kinect for Windows アプリケーションのエンドユーザーが、かかる Kinect for Windows アプリケーションに関連して Kinect for Xbox 360 センサーを使用することは許諾されていないこと、およびユーザーとユーザーのアプリケーションの頒布者が、直接的か間接的かにかかわらず、Kinect for Windows アプリケーションのエンド ユーザーによる当該センサーの使用を支援または奨励したり、可能にしたりしないことに同意するものとします。
高い危険性を伴う使用の禁止。
Kinect for Xbox 360 センサーおよび Kinect for Windows センサー(以下「Kinect センサー」)、ならびに本ソフトウェアは、耐障害性ではありません。Kinect センサーおよび本ソフトウェアは、いずれの Kinect センサーまたは本ソフトウェアに不具合または欠陥があった場合にも、人の死亡または傷害、もしくは重大な物損または環境破壊をもたらす可能性のあるプログラムと共に使用するために設計されたものではなく、かかる使用を意図したものではありません(以下「高い危険性を伴う使用」)。ユーザーは、高い危険性を伴う使用において、または高い危険性を伴う使用と関連して、Kinect センサーおよび本ソフトウェアを使用したり、頒布したり、使用を再許諾したりすることは許諾されておらず、かかる使用、頒布、または使用の再許諾を行わないことに同意するものとします。高い危険性を伴う使用は、固く禁止されています。
抜粋すると以上のような取り決めになっています。
以上、お堅い話はここまでにして、次回からは、早速Kinect for Windows のプログラミングに挑戦してみましょう。
2回目以降のサンプル作成につきましては、使用言語はVisual Basic、WPFアプリケーションで開発します。もちろんWindowsアプリケーションでも開発は可能ですが、筆者の嗜好上の問題(笑)からWPFアプリケーションを使用します。Kinect for Windows SDKのVersionは1.5を使用します。
今回の連載では、下記の書籍を参考文献とさせていただきました(使用しているSDKは v1.0)。
【参考文献】
- KINECT for Windows SDK プログラミングC#編(秀和システム)/中村薫、田中和希、宮城英人著
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