世界の舞台へチャレンジ。ロボットプログラミングを競うWRO Japan決勝大会を密着取材!

2012年10月4日(木)
Think IT編集部

WRO Japan決勝大会を密着レポート!

世界の小中高校生たちが、ロボットやプログラミングの技術力を競い合うロボットコンテスト「WRO」の日本国内における決勝大会が9月23日の日曜日に、東京都江東区の夢の島にある「BumB東京スポーツ文化館」で開催されました。

多くの人であふれるWRO Japan決勝会場、BumB東京スポーツ文化館の様子。

先日の親子ロボット体験会で講師を務めたアフレルの軽部氏ガイドのもと、体験会に参加された親子の皆さんと一緒に見学ツアーに行ってきましたので、当日の様子をお届けします。

なお、本記事の写真撮影は「富士通コンピュータテクノロジーズ 写真倶楽部」の皆さんにご協力いただきました。

 初めてのWRO見学。解説に興味津々。

WRO(World Robot Olympiad)は世界の小中高生が参加する国際ロボット競技会で、今年で9回目を迎えます。
WRO紹介記事はこちら→ 「日本の小中高生は世界に勝てますか?ロボットプログラミングを競うWROとは

大会当日はあいにくの雨にも関わらず、全国各地から予選を勝ち抜いた参加者合計80チーム約290名と来場者約300名、ボランティアスタッフ110名の総勢約700名が集結し、会場は熱気を放っていました。

大会は、大きく分けてレギュラーカテゴリーとオープンカテゴリーの2つがあり、それぞれ小学生・中学生・高校生と年齢別に分かれて、予選を勝ち抜いた精鋭チームがロボット技術を競い合いました。

当日のスケジュール(WROのサイトより引用/クリックで拡大) 栄光、メダル・トロフィーは誰の手に!?

時間と正確さを競う「レギュラーカテゴリー部門」

レギュラーカテゴリーを襲うサプライズルール!

レギュラーカテゴリーでは教育用レゴ マインドストームを使います。あらかじめ決められた機材でロボットとプログラミングを組み、課題に挑みます。

WROの特長は「サプライズルール」。大会当日の朝に競技ルールの一部追加変更が発表されます。このサプライズルールにうまく対応できると、走行競技で高得点が得られます。ロボット組み立て、ソフトウェア構築両面において本番での高い応用力を求められ、その対応力が上位入賞を狙えるかどうかのキーポイントとなっています。

サプライズルール発表時、驚きの声を発していたのは、初めてWROを見学した私ぐらいの様で、参加チームの小中高生の選手たちは、非常に落ち着いている様子でした。さすが全国から集まった強者だからでしょうか!?

WRO Japan決勝大会のサプライズルール発表!落ち着いている様ですが、内心はいかに。
部門ごとに、競技コースを囲んで、ルール説明を受けます。当日発表のサプライズルールもしっかりチェックします。

<写真撮影:富士通コンピュータテクノロジーズ 写真倶楽部>

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