進化し続けるマイクロソフトのクラウドプラットフォーム『Windows Azure』 3

特別な機材を必要としないリアルタイム動画配信

特別な機材を必要としないリアルタイム動画配信

YouTubeは、動画をアップロードするとそのまま公開される、無償SaaS型サービスといえます。
Windows Azureの動画配信は、PaaS型サービス。アプリケーションの開発ができるプラットフォームを提供しているので、用途に合わせた動画配信システムをつくり上げることができます。ユーザーが使いやすい検索システムを備えたり、特定の個人だけが見ることができるように、秘匿性の高い動画にDRM(鍵付き)機能を実装できたりします。

PCにMicrosoft Expression Encoderというソフトウェアをインストールし、PC内蔵カメラを活用すれば、PC1台でリアルタイムに動画配信ができます。
その仕組みは、まず録画している動画をリアルタイムでエンコードし、インターネットを通してWindows Azureにアップロード。それから、用意したURLで再生すれば、PC、携帯電話、タブレット等、動画が見られるデバイスならどこからでも、リアルタイムの動画を見ることができます。動画配信のためのサーバーや特別な撮影機材を用意する必要がなく、最小限のハードウェアとソフトウェアという、非常にシンプルな構成で動画配信ができます。即時性やニュース性を重視する企画の動画づくりも可能になります。

リアルタイム動画配信について説明するFIXER 松岡

安定した動画配信を低コストで実現

Windows Azureを利用した動画配信サポートサービス『cloud.config』では、1.5bpsで15秒CMを1回放送する場合、かかる費用は0.03円となり、1万回再生しても333円で済みます。

YouTubeなどの無償動画サイトでは、画質と再生時間の制限があり、全ての面で望み通りの動画を配信することはほぼできません。しかし、クラウドを利用することで、低価格で、急なアクセス増加にもクオリティを保った動画を常に配信でき、視聴者のニーズに応えることができます。また、エラスティック運用をすることにより、コストの抑制も可能です。

さらに、低コストで、独自のオウンドメディアとして活用できます。

オンプレミスでオウンドメディアを構築する場合、高コストになる可能性は非常に高いです。こういった場合も、Windows Azureを活用すれば、オウンドメディアを低予算で構築できます。
画質や再生時間の制限も、トラフィック問題にも悩まされず、自社が本当に発信したいオリジナルでハイクオリティの動画を配信することが可能なため、自社が伝えたい情報をジャストタイミングで配信する場合の活用に適しています。

自由な発想を生かせる、
より効果的な動画マーケティングを実現

トラフィック問題をクリアでき、低コストで簡単に動画配信できれば、動画マーケティングの企画づくりの幅が広がります。つまり、常識に捕らわれない大胆な発想の企画から、顧客一人ひとりに対するきめ細かな企画まで、柔軟な動画マーケティングを構築できます。

Windows Azureを活用することは、動画マーケティングによる最大の成果を生むための、より効果的なソリューションだといえます。

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<リンク先最終アクセス:2013.09>

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