連載 :
イベント・セミナー2014PostgreSQL初心者が勉強会で体験した、バックアップとリカバリの重要性
2014年7月1日(火)
バックアップことはじめ〜転ばぬ先のバックアップ〜
続いて、佐藤氏から「バックアップことはじめ」と題してバックアップとリカバリについての講演がありました。
PostgreSQLのバックアップは、下記のように様々な状況にあった方式があります。
- バックアップ取得直前までデータを復旧する方式
- バックアップ取得以降までデータを復旧する方式
- データベースを起動したまま行う方式
- データベースを停止して行う方式
これらの方式から、状況にあった適切なバックアップを選択する必要があります。
また、テーブルやデータベースを削除してしまった等、具体的な故障や操作ミスのケースを想定して、どのように対処すればよいかの解説がされました。
続いてバックアップのツールが幅広く紹介されました。
ここでは一般的によく使われているPostgreSQL標準ツールのpg_dump、ベースバックアップの取得方法から、あまり知られていないツールであるpg_rman、amanda、barmanといったものまで紹介されました。特にamanda、barmanは海外で開発されたツールで日本語の情報もあまりないことから、非常に貴重な内容でした。
バックアップは、初心者が独学で行うには混乱しがちなポイントも多いですが、解説を聞きながら表や図を見ることで、単なる丸覚えではなく状況に沿った最適なバックアップや手順を自分の中で整理することができました。また、バックアップが如何に大切かという格言も登場し、バックアップの重要度を感じることができました。
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