この連載では、Cisco CCENT/CCNAの資格試験対策とするために、Cisco Press公式ガイドブックに掲載されている例題を抜粋し、その例題の解答について解説を行っています。
今回は、「Ciscoルータの導入」について説明します。その中でもルータ設置時の作業に関することを解説します。
■Ciscoルータの導入時に必要な事項
ここでは、まず例題を取り上げて、Ciscoルータを導入する際に必要な作業について説明します。
※上記の問題1は『シスコ技術者認定試験 公式ガイドブック Cisco CCENT/CCNA ICND1 100-101J』 p.400より抜粋。
この問題は、ルータの導入時は必要となるものの、スイッチの導入には不要となる作業について問うものです。
まず、ルータとスイッチの両方に共通するものをあげてみます。
①コンソールポート・・・ルータやスイッチの初期設定時にコンソールケーブルを接続するポートです。
②イーサネットインタフェース・・・ここにイーサネットケーブルを接続します。
③電源・・・こちらも当然ながらルータとスイッチともに用意されています。
④AUXポート・・・モデムを経由してルータやスイッチに接続する際に使用するポートです。
ルータとスイッチはともにイーサネットインタフェースが用意されているので、例題の選択肢aは該当しません。選択肢bのシリアルケーブルはシリアルインタフェースに接続するケーブルであり、スイッチにはありません。したがって、bを選ぶ必要があります。
コンソールポートは、ルータとスイッチの両方にあるので、選択肢cは当てはまりません。選択肢dもルータとスイッチの両方にあります。選択肢eですが、スイッチには電源ボタンがないため、スイッチを「オン」することはできません。
ここまでをまとめると、正解はbとeになります。
| この記事で紹介した書籍 |
Wendell Odom 著/株式会社クイープ 訳
価格:4,400円+税
発売日:2014年03月05日発売
ISBN:978-4-8443-3553-5
発行:インプレスジャパン
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本書は、シスコ技術者認定のうち、CCENT/CCNAの認定を目指す人のための公式ガイドブックです。2013年に改訂されたICND1の試験内容に対応しています。新ICND1は、旧ICND1からトピックの削除と追加が行われています。ICND1の合格により、CCENT認定を受ければ、CCNA認定への最初のステップをクリアしたことになります。本書を携えつつCiscoプロフェッショナル認定試験突破に向けて大きな一歩を踏み出しましょう。
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