デザインテンプレートの作り方
デザインテンプレートデータの概要
デザインテンプレートデータはHTMLの文書構造にもとづいて作ります。デザインの必要性が高いパーツはすべて含めた形で作っておきます。
必要なパーツはヘッダー、フッター、グローバルナビゲーション、サブナビゲーション、タイトル、見出し(h1,h2,h3)、テキストリング、テーブルなどです。サンプルファイルはこちらからダウンロード(http://www.thinkit.co.jp/images/article/101/1/10111.zip)できますので、テンプレートとしてご利用ください(10111.zip/151 KB)。
デザインの振り分けですが、ジャンルごと(ニュートラル、ポップ、クール、女性的など)に作っておくとよいでしょう。汎用性が高いもののニーズは高いですから、ニュートラルなテンプレートデータは多く作っておいて損はないと言えます。
あとテンプレートデータを作る上でルールを設定しておくことも重要です。例えばレイヤーフォルダ構造は分かりやすい名前にしておきましょう。私も大ざっぱな性格ですので、以前はレイヤーの名前をつけたりつけなかったりでした。レイヤー、フォルダを分かりやすい名前にしておくと、修正作業等もレイヤーを探さなくても済むため、結果的な作業時間は早いです。
またスタイルの共有も重要です。スタイルをあらかじめ作っておいて、チーム内で共有しておきましょう。特にレイヤースタイルは作業を圧倒的に早くします。また、チーム内でクオリティーの均一化を図ることができるのは大きなメリットです。
デザインテンプレートの制作
いよいよ実制作に入りましょう。
今回は最も汎用性の高いニュートラルなイメージのデザインテンプレートデータを作っていきます。デザインの印象づけで大事なのが色ですが、今回はニュートラルなデザインですから、どんな色とも相性がよい白とグレーを使って組み立てていきます。
デザインの方向性も決まったので、ナビゲーションから作っていきましょう。ナビゲーションの役割ですが、Webサイト内で共通で使うナビゲーションメニューで、ページの上部や左右に、Webサイト内で共通メニューとして使うことで、Webサイトに統一感を表現します。
ビジュアルとしては、比較的大きな面積であることが想定されますから、ページの印象づけに影響があります。あくまでもケース・バイ・ケースですが、あまり重い色で作ってしまうと、ナビゲーションばかりに目がいってしまい、肝心のコンテンツが埋もれてしまう可能性がありますから、薄めのカラーで作ることをお勧めします。
また当然ながらユーザーがサイト内を回遊して、どこにいるのか分かってもらうことが大事です。通常時、現在地表示、オンマウス時としっかり作り分けておきましょう。