視野角210度で視線追跡も 超ハイエンドVRヘッドセット「StarVR One」登場
先週はコンピューターグラフィックスの国際会議・展示会であるSIGGRAPH(シーグラフ)の開催に伴い、様々なVRヘッドセットに関する発表が続きました。
VRという観点から注目すべきは「StarVR One」の登場です。台湾StarVR社によるこの新型VRヘッドセットは、従来に比べて非常に広い視野角と視線追跡による描画の最適化を備えた法人向けのVRヘッドセットです。施設型(ロケーションベース)VRでの活用などが見込まれます。
また、NVIDIAが発表を行った次世代GPUアーキテクチャ「Turing」についても触れておくべきでしょう。NVIDIAのTuringは前世代のPascalアーキテクチャと比べて6倍の描画性能を誇り、世界初のアルタイムのレイトレーシングを可能としています。
視野角210度、視線追跡 プレミアムな法人向けVRヘッドセット「StarVR One」登場
台湾のStarVR社は、8月12日よりバンクーバーで開催中のSIGGRAPHにて、水平視野角210度を誇るVRヘッドセットStarVRの新型モデル「StarVR One」を発表しました。
StarVR Oneは、エンタープライズ向けの展開を想定しているVRヘッドセットです。VRアーケードなどの施設型VRと法人でのB2Bの利用を目指しています。リフレッシュレートなどの性能向上に加えて、アイトラッキング機能の搭載などが明らかにされた他、HTC ViveのトラッキングシステムであるLighthouseに対応、OpenVR対応によるUnityでの開発のサポートなどが発表されています。
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視野角210度、視線追跡 プレミアムな法人向けVRヘッドセット「StarVR One」登場
https://www.moguravr.com/starvrone-announce/
実写並のCGをリアルタイムで NVIDIAが次世代GPUアーキテクチャ「Turing」発表
NVIDIAは、カナダのバンクーバーで開催中のSIGGRAPH2018(シーグラフ)にて、同社が開発する次世代GPUアーキテクチャ「Turing」を発表しました。NVIDIAによればTuringは前世代のPascalアーキテクチャと比べて6倍の描画性能を誇るとしています。
また、Quadro RTXシリーズは、Turing世代のGPUで可能になるリアルタイムレイトレーシング(Real-time Ray Tracing)を実現する世界初のGPUとなります。レイトレーシングは、反射などを含めた光と影の表現やインタラクションを実現する技術です。実写と見分けがつかないようなフォトリアルな描画が、ゲームやVRなどリアルタイムのCGでも実現することになります。
Turingアーキテクチャに対応するGPUの新モデルは、まずはプロフェッショナル向けのQuadroシリーズからの登場となり、RTX8000、RTX6000、RTX5000の3モデルが発表されています。1台のGPUで、フォトリアルなレベルのCGがリアルタイムで描画可能になります。
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実写並のリアルタイムCGを可能に NVIDIAが次世代GPUアーキテクチャ「Turing」発表
https://www.moguravr.com/nvidia-turing-siggraph-2018/
HTCのストア「Viveport」でOculus Rift対応コンテンツも取扱へ
HTCは公式ブログの中で、自社が運営するVRコンテンツの配信プラットフォームViveportにてPC向けVRヘッドセットOculus Rift対応のコンテンツの取り扱いの開始を発表しました。開発者はすでにOculus Rift向けコンテンツをアップロード可能になっており、ユーザーの購入開始は9月4日を予定しています。自社が展開するHTC Viveのみならず、対応するVRヘッドセットを増やし、プラットフォームとしての規模を拡大します。
今回開始するのは、ViveportでのOculus Rift対応タイトル配信です。それに伴い、Viveportの月額課金サービスではOculus Rift対応コンテンツも対象となります。Vive月額課金サービスは、月額利用料を払えば最大5本のVRコンテンツを1か月間利用することができるサービスです(最初の1ヶ月の月額利用料は無料)。
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HTCのストア「Viveport」でOculus Rift対応コンテンツも取扱へ
https://www.moguravr.com/viveport-rift/
Mogura VRとDBJキャピタル、第3回ビジネス向けVR/AR/MR展示会を秋葉原で10月開催
2018年10月4日(木)、Mogura VRとDBJキャピタル株式会社は、東京・秋葉原のAKIBA SQUAREにて「VR/AR/MR ビジネスEXPO」を開催します。
本イベントは、VRのビジネス活用に関心のある企業・投資家等を対象に、VRのB2B活用などを展開している企業の体験展示、ならびにビジネスマッチングの機会を提供するものです。2017年9月東京、2018年2月大阪に続き、3回目となる今回は東京での開催となりまです。HTC NIPPONや株式会社IMAGICAなど、合計20社以上が出展を予定しています。
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Mogura VRとDBJキャピタル、第3回ビジネス向けVR/AR/MR展示会を秋葉原で10月開催
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