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開発者コミュニティを育てるには DevRelCon Tokyo 2018開催

2018年9月26日(水)
高橋 正和
2018年7月に開催されたDevRelCon Tokyo 2018の基調講演から、Tomomi Imura氏と小島英輝氏の講演を紹介する。

7月15日に、カンファレンス「DevRelCon Tokyo 2018」が開催された。

DevRelとは、企業が外部の開発者との関係を構築しようとするマーケティングの一種だ。DevRelConは、DevRel関係者どうしで経験を共有するためのカンファレンスとして2015年にロンドンで始まり、以後サンフランシスコや東京、中国(北京、蘇州)など世界で開催されている。

今回のDevRelCon Tokyo 2018は、日本での2回目の開催となる。今回もスピーカーや参加者が世界中から集まった。

ここでは4つの基調講演から、Tomomi Imura氏と小島英輝氏による講演をそれぞれレポートする。

DevRelCon Tokyo 2018の参加者とスピーカーの集合写真

DevRelCon Tokyo 2018の参加者とスピーカーの集合写真

さまざまな方法で開発者に学んでもらう

SlackのTomomi Imura氏は、「Because We Learn Things Differently」と題して、開発者の多様な学び方と、企業がそれに対応する必要性を語った。

SlackのTomomi Imura氏

SlackのTomomi Imura氏

Imura氏は、一般的な学び方を「視覚(絵を見る)」、「聴覚(説明を聞く。動画を含む)」、「読み書き(言葉で書かれたものを読む)」、「身体感覚(実践で学ぶ)」に分類。そしてこれらを、開発者向けの説明にあてはめた。

4種類の学び方

4種類の学び方

視覚には、ダイアグラムやスクリーンショット、動画、スクリーンキャストなどがある。Imura氏は、APIをイラストやGIFアニメで説明するSlackの例や、スクリーンショットや図を多用したAmazon Alexaの例、フローチャートやダイアグラムを使ったNexmoの例、写真などのビジュアルを使ったAdafruitの例を紹介した。

視覚で学ぶ

視覚で学ぶ

聴覚には、講義やカンファレンス、ミートアップ、動画、ウェビナー、ポッドキャストなどがある。Imura氏は、Google CloudのYouTubeビデオでの説明や、Microsoftの動画サイトChannel 9の例、AWSのTwitchでのライブ中継の例を紹介した。

聴覚で学ぶ

聴覚で学ぶ

読み書きには、ドキュメントやチュートリアル文書、技術記事、本、ソースコード、掲示板などがある。「おそらくこれが、最も一般的な説明方法」だとImura氏は語った。

読み書きで学ぶ

読み書きで学ぶ

そして身体感覚には、人生経験、ハンズオン、ワークショップ、ハッカソンなどがある。Imura氏は、Stripeのインタラクティブなオンラインチュートリアルの例を紹介した。

身体感覚で学ぶ

身体感覚で学ぶ

Imura氏はそのほか、DevRelにおける多様性やユニバーサルデザインについても語った。氏自身が女性でアジア人という立場で米国で働いている。それがカンファレンスでトークをするようになり、そこからさまざまな地域や言語のDevRel関係者と知りあったという。

さまざまな地域や言語のDevRel関係者

さまざまな地域や言語のDevRel関係者

ユニバーサルデザインとしては、非英語地域への考慮がある。その例として、Imura氏は言葉に依存せず図で説明するIKEAの組立説明書を挙げ、同様の手法で公開鍵暗号について解説した例を紹介した。

IKEA風に公開鍵暗号を解説

IKEA風に公開鍵暗号を解説

フリーランスのライター&編集者。IT系の書籍編集、雑誌編集、Web媒体記者などを経てフリーに。現在、「クラウドWatch」などのWeb媒体や雑誌などに幅広く執筆している。なお、同姓同名の方も多いのでご注意。

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