ITエンジニアのための やりなおしの英語 実践レッスン 16

ITの英語:ITエンジニアが知っておきたい英単語と表現

宮園 順光(みやぞの よりみつ)

2021年3月30日 6:54

はじめに

ITエンジニアとして英語を使う際に、単語や表現の知識が足りないと困ることはありませんか。ITエンジニアに必要な専門知識は持っていても、英語の単語や表現が分からないために、業務がスムーズに行えないのは悔しいですよね。

しかし、数多くある英単語や表現の中から、何を覚えるべきか判断するのも簡単ではありません。そこで今回は、ITエンジニアとして知っておきたい英単語と表現を、3つの場面から紹介します。これらの単語や表現は他の場面でも応用できるものなので、ぜひ覚えておきましょう。

また、単語や表現の日本語訳だけを覚えても、文中での使い方が分からない場合もあります。今回は、単語や表現の意味を確認した後に会話動画で用法をご確認いただけるので、使い方のイメージをしっかりと持つことができます。

提案について
上司と打ち合わせをする際の単語と表現

最初に取り上げる場面は、顧客に対して提案する内容について上司と打ち合わせをする際に使える単語と表現です。

1replace取り替える
2maintain維持する
3propose提案する
4hot standbyホットスタンバイ
5cold standbyコールドスタンバイ
6system incidentシステム障害
7system recoveryシステム復旧
8within half a day半日以内
9I'm considering …ing…することを検討しています。
10Is there anything I should keep in mind when …ing?…する際に注意すべき点はありますか?
11We should propose ……を提案すべきです。
12I'm going to write up …(資料等)を作成します。

replace、maintain、proposeといった単語は、いずれも汎用性の高い単語で、中でも提案について話す際には必要不可欠です。

例えば、replaceはサーバーやシステムを入れ替える際に使えます。文にした場合、下記の2パターンを覚えておけば良いでしょう。

  1. We need to replace the server.
     (サーバーを入れ替える必要があります。)
  2. We need to replace server A with server B.
     (サーバーAをサーバーBと入れ替える必要があります。)

1の場合は、入れ替える対象のものをreplaceの後に置けます。2の場合では、入れ替える2つのものを伝える際に使います。

maintain(維持する)やpropose(提案する)は上記の1と同じ形で用います。それぞれの単語の後に、何を維持、または提案するかを入れるようにしましょう。

提案についての打ち合わせでは、問題があった場合の対処法も話し合う必要があります。そのような際に必ず登場する単語が、システムの「障害」と「復旧」です。それぞれ、system incidentsystem recoveryと言います。

また、復旧に要する時間を明確にすることも重要です。「(時間)以内」と言う際にはwithinを使います。いくつか例を見てみましょう。

  • 半日以内の場合:within half a day
  • 1時間以内の場合:within an hour
  • 当日復旧の場合:within the day

このような単語は、しっかりと覚えておくようにしましょう。

また、3つの表現を紹介しましたが、これらも全て重要です。特にI'm considering…ingは、何かを検討していることを伝える際に必ずと言って良いほど用います。…ingには、下記の例文のように動詞にingを付けたものを入れます。

I'm considering proposing two options.
 (2つの選択肢を提案しようと考えています。)

それでは、これらの単語や表現が含まれる提案シーンの動画を観てみましょう。SEが上司と顧客への提案内容について話し合っている場面です。

なお、動画を観る際は、下記の流れで行うことをお勧めします。

  1. 表に記載されている単語と表現がどのように使われているか確認する
  2. 数回動画を観なおし、字幕を参考に内容が理解できるようにする
  3. 字幕を読みながら、声に出して会話を練習する

商品のプレゼンテーションを行う際の
単語と表現

次は、顧客に商品のプレゼンテーションを行う際に知っておきたい単語と表現を見ていきます。

1requirements要件
2overview概要
3timelineスケジュール・流れ
4initial cost初期費用
5operating cost維持費
624/724時間365日
7cutoverサービスイン・本番環境導入
8The advantage of A is that …Aの利点は、…
9The downside of A is that …Aの欠点は、…
10On the other hand,反面、
11First, / Next, / After that, / Then, / Lastly,最初に、/次に、/その後、/そして、/最後に、
12I will move on to ……へ移ります。
13It would be appreciated if you could ……していただけると幸いです。

これらの単語と表現は、プレゼンテーションや商品説明といった場面でとても大切なものです。requirements(要件)、overview(概要)、initial cost(初期費用)、operating cost(維持費)のような単語は、顧客に商品をしっかりと説明する際に欠かせません。

timeline(スケジュール・流れ)やcutover(サービスイン)も、実際に納品までの流れを伝える際には必要不可欠です。特にサービスインは和製英語なのでservice inと言っても通じません。

IT用語には、発音だけ注意すればそのまま通じる単語も多くありますが、サービスインのように全く異なる単語になるものもあるので注意しましょう。

プレゼンテーションでは、商品の良い点と同時にあまり良くない点も正直に伝える必要があります。また、選択肢がある場合は、デメリットを伝えることで誘導したい方へ持って行くことも可能です。その際に使える表現が、下記の2文です。

  1. The advantage of A is that…
     (Aの利点は、…)
  2. The downside of A is that…
     (Aの欠点は、…)

ちなみに、advantageの対義語はdisadvantageになるので、2の文でそれを使うことも可能です。advantageとdisadvantageはどちらかと言えば他と比較した場合の利点や欠点となるので、選択肢がある場合に使うようにしましょう。

なお、アメリカではupsideを良い面として、downsideを悪い面として使います。この場合、他と比較する訳ではなく、単純に対象の物事を見ての判断となります。

実際にこれらの表現で例文を作成した場合、下記のようなものが考えられます。

  1. The advantage of A is that the initial cost will be low.
     (Aの利点は、初期費用が低くなることです。)
  2. The downside of A is that the initial cost will be high.
     (Aの欠点は、初期費用が高くなることです。)

プレゼンテーションや商品説明では、情報が論理的であること、そして伝える順序が明瞭であることが大切です。その際にとても有効な単語がFirst, / Next, / After that, / Then, / Lastly,といった順番を表す単語です。こういったものも使えるようにしましょう。

それでは、これらを使った動画を観てみましょう。動画を観る際の流れは、先ほどの動画と同じです。

設計の進捗報告を行う際の
単語と表現

最後は、顧客へ設計に関する進捗報告を行う際に、知っておきたい単語と表現をいくつか確認しましょう。

1confirm確認する
2opportunity案件
3serial number通し番号
4register登録する
5fiscal year会計年度
6management system管理システム
7A is followed by BAの後にBが続く
8Regarding how to ……する方法については
9I would like to explain it in detail.具体的にご説明いたします。
10Which one would you prefer?どちらがよろしいですか?

進捗報告を行う際には、作業の現状を伝えると同時に、機能や動作に関する顧客の希望を確認することがあります。そのような時はconfirm(確認する)という単語を使います。

皆さんが「確認する」という単語で最初に思い浮かぶ単語はcheckではないでしょうか。confirmcheckの違いは、confirmは「正しいと思っていることを確認する」際に使い、checkは「単純に確認する」際に使い、正しいか間違っているかはその段階では分からないということになります。

confirmを使って確認する場合は、「知っている情報が正しいと信じているが、念のために確認する」というイメージです。

このように、日本語の訳は同じでも、使い方が異なる単語はたくさんあります。日本語の訳を確認する以外でも、会話の中での用法を確認しておきましょう。

進捗報告では、物事を説明することや希望を伺うことも大切です。そういった際に、下記の表現を暗記しておくととても便利です。

  1. Regarding how to…
     (…する方法については、)
  2. I would like to explain it in detail.
     ((それについて)具体的にご説明いたします。)
  3. Which one would you prefer?
     (どちらがよろしいですか?)

Regarding how to…は、方法を伝える際に有効です。例えば「案件を登録する方法は、」と言う場合、Regarding how to register opportunities,とします。その後に具体的な手順を続ければ完成です。

detail(詳細)は数えられる単語ですが、sを付けずにin detailと覚えることで、「具体的に・詳細に」という意味を文に加えることができます。

最後のWhich one would you prefer?

という文は、機能等を複数の選択肢から選べるという場合に使える表現です。こちらもこのまま暗記してしまいましょう。

それでは、これらの単語や表現を使った会話を他の動画と同じ流れで観て、練習してみましょう。

おわりに

今回は、ITエンジニアが知っておきたいITの英単語と表現を紹介しました。どちらもたくさんありますが、まずは様々な場面で使えるIT関連の単語や表現を覚えるようにしましょう。

なお、単語や表現を覚える際に大切なことは、日本語の意味を確認しつつ、それらがどのように文や会話の中で使われるかを確認し、実際に頭の中だけで練習するのではなく、声に出して練習することです。

ぜひ、今回紹介した単語と表現から覚えるようにしましょう!

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