ITエンジニアが覚えておきたい英語表現③ 他のエンジニアと情報について話し合う際に使える5つの表現
はじめに
ITエンジニアは、海外のエンジニアや協力会社と打ち合わせをする必要もあります。そのような打ち合わせでは、例えば設計書等の詳細について確認することが求められる場合も多いでしょう。
今回は「社内外の打ち合わせで使える5つの表現」や「顧客との打ち合わせで使える5つの表現」に続き、他のエンジニアと情報について話し合う際に使える表現を5つ紹介します。
なお、ここでは「社内で設計内容のレビュー」をする際に使える表現に焦点を当てていきます。
1. 確認した情報について
いくつか質問する表現
1つ目の表現は、設計書を確認した上で、疑問に思った点を確認する際に使える表現です。
I have reviewed …. Could I confirm a few points with you?
(…を確認しました。いくつか確認したい点があるのですが、良いですか?)
設計書を確認する際、疑問点や、内容は理解してはいるものの、念のため確認したい点が出てくると思います。そのような確認したい内容について質問する際にこの表現を使うことができます。
今回の表現は2つの文に分かれています。最初の文は、実際に「設計書を確認して内容を把握した」という事実を伝えるものです。reviewedという他動詞の後には「何を」確認したかを入れましょう。
後に続けるものは名詞になることも覚えておきましょう。例えば「設計書」と言いたいのであればdesign specificationと言います。
2つ目の文は「設計書等を確認した」と述べた上で、「いくつか質問があるので確認したい」と伝える文です。Could I confirm a few points with you?は、複数確認したいことがある場合に使います。もし1つだけの場合はa few pointsをa pointやone thingと置き換えるようにしましょう。
では、ここからは、この表現を聞いて、どのように会話の中で使われているかも確認しつつ、実際に声に出して練習してみましょう。
動画の使い方は、これまでの表現シリーズの流れと同じです。詳しくは、下記の3ステップをご確認ください。
- 表現が2回読まれるので、発音と抑揚を確認しながらリピート練習する
- 表現が含まれる短い会話の字幕を読み、空欄の埋め方と意味を理解する
- 字幕を読みながら、声に出して会話を練習する
いかがでしたか。最初は少し難しく感じるかもしれませんが、繰り返し聞いて練習すればきっとスムーズに言えるようになります。
それでは再度、例文を確認してみましょう。
I have reviewed the design specification for the opportunity management function that you sent me last week. Could I confirm a few points with you?
(先週送ってもらった案件管理機能についての設計書をレビューしました。いくつか確認したい点があるのですが、良いですか?)
2. 自身の理解が正しいか確認する表現
2つ目の表現は、様々な場面で使えるとても便利な表現なので、ぜひ覚えておいてください。自分の認識が正しいかを確認する際には、この表現を使ってみましょう。
Is my understanding correct that …?
(…という理解でいいですか?)
この表現は、他のエンジニアが話した内容を理解した上で、自分自身の認識と乖離がないかを確認するために使うことができます。また、少しかしこまった表現ですが、社内だけでなく社外の打ち合わせでも使える表現なので、覚えておきましょう。
thatの後には主語(S)+動詞(V)が続きます。要するに、普通の文が続くということになります。
この表現も動画で確認してみましょう。動画を観てから練習するまでの流れは同じです。
それでは、例文を入れた表現を確認してみます。
Is my understanding correct that it will be created based on the assumption that several people will update information simultaneously on the system?
(このシステムは同時に複数人が更新することを想定しているという理解でいいですか?)
自分の認識が正しいか不安に感じた場合は、この表現を使って確認するようにしましょう。
3. 他のエンジニアの計画や考えを聞く表現
3つ目の表現は、何らかの計画について尋ねる際の表現です。
例えば、コード設計を行う際に、IDの振り方をどのように決める予定か確認するとしましょう。そのようなときに、この表現を使って担当エンジニアの考えを確認できます。
Regarding …, how do you plan to …?
(…についてですが、…する方法はどのように考えていますか?)
Regardingはaboutと同じで「…について」という意味になります。まずは何に関する話か述べた上で、何かを行う方法について、その計画や予定を聞きましょう。Regardingの後は名詞を、toの後は動詞の原形を持ってきます。
実際に会話例を確認しながら、空欄の埋め方も見てみましょう。動画を観た後は、しっかりと声に出して何度か練習することを忘れないでくださいね。
それでは、例文で表現を確認してみましょう。
Regarding the code design, how do you plan to create an ID number for each opportunity?
(コード設計についてですが、案件IDの振り方はどのように考えていますか?)
この表現は、作業内容を確認する上でとても便利な表現なので、しっかりと覚えておきましょう。
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