PR

「なぜ今英語が必要なのか?」ー バイリンガル講師が考える3つの理由

2021年7月9日(金)
宮園 順光(みやぞの よりみつ)

はじめに

皆さんは、なぜ英語が必要だと思いますか? その理由は人によって異なりますが、1つ共通して言えることがあります。それは、ますます「英語ができる方が有利」になっていくということです。

英語が使えないと生きていけないということはありません。しかし、英語が求められる場面はますます増えており、英語が使えることにより、希望する職に就きやすくなったり、最新の情報を入手したり、視野を広げることができたり等、様々なメリットがあります。

今回は、バイリンガル講師である私が、実際に見たり感じたりした変化を基に、なぜ今英語が必要なのか3つの理由を紹介します。

1. 時代の変化・グローバル化に対応するため

英語が必要である1つ目の理由は、時代が変化し、いわゆる「グローバル化」が進んだためです。それにより海外とのやり取りが増え、英語が必要とされるようになりました。

80年代後半までは、航空券がとても高く、今のように気軽に海外旅行へ行くことは難しい時代でした。海外旅行へ行くには、かなり前から予定を立てて、そのために準備をするという方も多かったはずです。

私は90年代にベルギーに住んでいましたが、1ヶ月ほどの夏休みでも、日本に戻れるのは2年に1回くらいでした。航空券は多少安くなっていたようですが、それでも日本とベルギーを往復するには、今と比べて相当高い金額だったからです。

それくらい海外は遠いところで、英語が本当に必要だった人は少なく、日常的に英語を使うということはほぼなかったと言えます。

しかし、その後海外へ行くことがより身近なものになり、今では海外出張や海外旅行は当たり前のようになっています。1985年に海外旅行・出張へ行った人の数は約495万人でしたが、20年後の2005年には約1,740万人、そして2019年には約2,008万人になりました。約35年で4倍以上の人が海外へ行き、また海外からも同じように多くの人達が日本に来る時代になったのです。

また、海外を身近にしたものがオンライン会議ツールです。海外では、コロナ禍前からテレビ会議や電話会議がよく行われていましたが、日本ではそこまで普及しておらず、出張で現地へ行くことが主流でした。しかし、今回のコロナ禍により国内でもそれが難しくなったことで、ZoomやGoogle Meet、Microsoft Teamsといったオンライン会議ツールを使うことが当たり前の時代になりました。

これにより海外とのやり取りも気軽に行えるようになり、Eメールでのやり取りが主流であることは変わりませんが、文字だけでは伝わり難い場合はオンライン会議で話し合ったり、定例会議をオンラインで行うことが増えています。

このような技術の進歩もあり、特に職場での英語の必要性が増えているところは多くあります。よって、コロナ禍で実際に海外へ行ったり、海外から日本へ来る人が減ったりしていても、英語が必要ということに変わりはないと言えます。

2. 最新で正確な情報が手に入る

英語が必要な2つ目の理由は、「最新で正確な情報が手に入る」ということです。

今回のコロナ禍で、情報の重要性を感じた方も多いのではないでしょうか。 日本のテレビで毎日報道される感染者数ですが、数を知るだけではほぼ意味がないことに気付いた人も多くいたと思います。しかし、インターネットを使うことで、様々な情報を自分で探すことができます。同時に、今回のコロナ禍は、異変株が登場するなど、世界中で大変な事態になっています。

日本でも海外の状況はある程度報道されていますが、必ずしも十分ではないことがあります。世界で最も使われている英語が分かると、ここで大きな違いが生まれます。世界中で起こっていることが、主にインターネットを通して正確、かつ最新の状態で知ることができるようになります。もちろん、その段階では正しいと思っても、後になって誤った情報だったということもあるでしょう。しかし、それも含めて、現地の情報を又聞きではなく、直接得ることができます。

例えば、ワクチン接種を決断する上でも、とても重要な情報が得られます。何事も、判断をする際には情報を参考にしますが、英語が使えることで、その情報をより多くのところから集めることができます。

ここではコロナ禍を例にしましたが、ITエンジニアの方々は、新しいソフトウェアが出た場合、それを導入するかどうかを判断する際に、機能等はもちろんですが、他のエンジニアの使ってみた感想も参考になるはずです。日本語で書かれた口コミといったものも参考になりますが、それに加えて海外の口コミも参考にできると、よりしっかりとした判断ができるのではないでしょうか。

また、海外からの日本語に翻訳されている情報は、書き手の考えが大きく影響する書き方になっている可能性があります。例えば、海外の映画を観るときに、日本語の吹き替え版を観ると、特にセリフの訳し方によって受ける印象は大きく異なります。同じセリフでも「~ですね」と訳すか、「~だろ」と訳すかによって印象は異なるのです。情報も同じで、書き手の訳し方によって読み手が受ける印象は異なります。場合によっては誇張した書き方になっており、情報として正確でなくなっていることもあります。

海外の情報を、正確、そして最新の状態で得るという意味でも、英語はより必要になってくると言えます。

3. 選択肢を増やし、視野を広げるため

英語が必要な3つ目の理由は、「選択肢を増やし、視野を広げるため」です。

英語ができることで得られる3つの幸せ」でも解説しましたが、英語が使えることでSNS等を通して海外の人とコミュニケーションが取れるという幸せを得られます。実は、この海外の人とコミュニケーションを取ることで得られる幸せには2つあります。

1つ目は、地球の反対側に住んでいる等の理由で、直接会って話すことが難しい友達と連絡を取ることができるという幸せです。

2つ目の幸せは、自身の選択肢を増やし、視野を広げることで得られる幸せです。例えば、仕事をする上でも、英語が使えない場合、日本語で仕事をするという選択肢しかありません。国内でも複数の選択肢があるかもしれませんが、ある程度限られた選択肢になるはずです。しかし、英語が使えることで、より多くの人達とコミュニケーションを取り、今まで気付かなかった選択肢が存在することに気付く可能性があります。

また、異なる価値観を持つ人達に触れることで、自身の視野が広がることにも繋がります。もしかしたら、それが結果的に、今持っている考え方に幅を持たせることになるかもしれません。または、今の考え方や行動が正しいということを裏付けて、自信を持たせてくれるかもしれません。いずれにしても、英語が使えることで、選択肢を増やしたり、視野を広げることに繋がります。

私も英語が使えることで、いまの仕事をするという選択肢が増えました。日本人としての視点はもちろん、外国人であればどう考えるかという視点からも物事を考えられるようになり、実際に外国人講師と働く際に、とても役に立っています。

おわりに

いま、コロナ禍で海外へ行くことが難しいため、英語の必要性が減っていると考えている人も多いと思います。しかし、この困難な状況に打ち勝ったときに、人の流れは今まで以上に激しいものとなります。そして、その流れは、最新の技術等の助けもあり、実はもう始まっています。

人の流れが完全に戻ってから英語を使えるようになりたいと思ったときには、かなり遅れをとってしまっているという状況に陥る可能性もあります。もし今回の記事を読んでいただき、共感できる部分があれば、ぜひ、すぐにでも英語の強化を始めてください。

それは、必ず今後の皆さんにプラスの変化をもたらします。

著者
宮園 順光(みやぞの よりみつ)
株式会社グローレン
株式会社グローレン 取締役。小学校〜高校卒業までをベルギーで過ごす。上智大学を卒業後、大手英会話スクールにて7年間教務主任として多くのクラスを担当。外国人講師の指導にも従事。マンツーマン英会話教室の代表を経て、2014年から現職にて語学プログラムの総監修を務める。これまで1万人以上にレッスンを提供。TOEIC990点、英検1級。

連載バックナンバー

Think IT会員サービス無料登録受付中

Think ITでは、より付加価値の高いコンテンツを会員サービスとして提供しています。会員登録を済ませてThink ITのWebサイトにログインすることでさまざまな限定特典を入手できるようになります。

Think IT会員サービスの概要とメリットをチェック

他にもこの記事が読まれています