先週もVR/ARに関する多くのニュースが報じられました。なかでも注目なのは、超高解像度VR/ARヘッドセットを開発するVarjoによる新VRデバイス「Varjo Aero」の発表でしょう。
フィンランドに拠点を置くVarjoは、産業・法人向けに「人の眼レベルのVR」と呼称する超高解像度のVR/ARヘッドセットを開発しています。今回発表された「Varjo Aero」は「プロフェッショナルと、最先端のVRユーザーの両方」がターゲットとなります。実際、公式Webサイトでは、「法人顧客に加え、フライトシミュレーター愛好家のようなVRユーザーにも範囲を拡大します」と記載されています。
新たなVRヘッドセット「Varjo Aero」登場 5.8Kで視線追跡つき、価格は約22万円で一般販売も
超高解像度VR/ARヘッドセットを手がけるVarjoは、PC接続型の新VRヘッドセット「Varjo Aero」を発表しました。両眼での解像度は片目あたり2880ピクセル×2770ピクセルで、視野角は対角134度です。レンズの中心は35PPD(Pixels per degree、視野角1度あたりのピクセル数)、外に向かうにつれて解像度が徐々に(35、34、33、27PPD)と低下していきます。
「Varjo Aero」の価格は単体で1990ドル(約22万7,000円)、出荷は2021年末を予定しています。
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新たなVRヘッドセット「Varjo Aero」登場 5.8Kで視線追跡つき、価格は約22万円で一般販売も
https://www.moguravr.com/varjo-aero/
マイクロソフトがオブジェクトに合わせて変形するVRコントローラーを試作
マイクロソフトの研究部門Microsoft Researchは、VR内の物体に合わせて形状が変化するハンドコントローラーのプロトタイプ「X-Rings」のデモ映像を公開しました。
現在のVR用コントローラーは「つかむ」「押す」などの感覚を再現できますが、物体の形状を認識することはできません。「X-Rings」にはモーターで稼働する4つの伸縮リングが搭載されています。動画によれば、形状変化(shape rendering)は100ミリ秒以下で完了するとのことです。
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オブジェクトに合わせて変形するVRコントローラー マイクロソフトが試作
https://www.moguravr.com/x-rings/
フェイスブックが社名変更か SNSからメタバース企業へ
「フェイスブックが社名を変更し、リブランディングを行う」というニュースが報じられています。詳細は10月28日に行われる年次開発者会議「Facebook Connect」でCEOのマーク・ザッカーバーグ氏から発表を予定している、とのこと。
フェイスブックは先日、欧州でメタバース関連の新規雇用を1万人規模で行うと発表しています。またメタバース構築のためのチームを立ち上げたり、次期CTOにVR/AR部門トップのアンドリュー・ボズワース氏を指名したりするなど、メタバースに関する強化の動きが強まっています。
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フェイスブックが社名変更か SNSからメタバース企業へ
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スイス発リハビリVR、MindMazeが約143億円の資金調達
リハビリ用のVRソフトウェアを開発するスイスのスタートアップMindMazeは、1億2,500万ドル(約143億円)の資金を調達しました。
MindMazeは、脳卒中や外傷性脳障害の後遺症のある患者が体の動きを取り戻すためのVRソフトウェアを開発しています。今回の資金は、パーキンソン病やアルツハイマー病などの疾患を持つ患者の臨床試験に活用される予定です。
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スイス発リハビリVR、MindMazeが約143億円の資金調達
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※本ニュース記事は「Mogura VR」から提供を受けて配信しています。
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