【ウェビナー連動】英語力がレベルアップ! ネイティブが使う「イディオム」&「格上げ表現」

2023年11月21日(火)
宮園 順光(みやぞの よりみつ)
今回は、ウェビナー連動企画第2弾として、英語力がアップするネイティブの「イディオム」と「格上げ表現」を紹介します。ウェビナーの詳細は記事末に掲載しています。参加は無料、ぜひお申し込みください!

はじめに

英語での会話や映画等で「あれ? 今のどういう意味?」という表現を耳にした経験はありませんか。もしかしたら、それは「イディオム」と言われる英語の熟語かもしれません。

英語には「どうしたらそういう意味になるの?」という言い回しが存在します。ネイティブが使うイディオムを覚えることで、相手が言っていることを、より理解できるようになることに加え、英語を使う際の表現方法がより豊かになります。

今回は、こういったイディオムに加えて、「この人、上手に英語を使えているな」という印象を与えられる「格上げ表現」をそれぞれ3つずつ紹介します!

なお、本記事は11月29日(水)の19時から実施されるウェビナー「Think IT流+αの英語実践レッスン~あなたの英語をレベルアップさせる!ネイティブが使うイディオム&格上げ表現編」との連動企画になりますが、ウェビナーでは今回紹介する表現とはさらに別の表現を紹介するので、ぜひご参加ください(もちろん参加は無料。本記事末に詳細を掲載しています)!

今回は、29日に実施されるウェビナーがどのような内容なのかを、ひと足先に知っていただけるものとなっています。本記事をお読みの上でウェビナーにご参加いただくことで、より多くの表現を習得できるようになります。

それでは、さっそく「ネイティブが使うイディオム」から見ていきましょう。

ネイティブが使う「イディオム」編

ネイティブが使うイディオム その1:Better late than never

このイディオムは、比較的読んで意味が理解しやすいと感じる方も多いかもしれませんが、「遅くなっても、やらないよりはマシ」という意味を持っています。

例えば、借りたものを返すつもりが、何らかの理由でずっと当初の予定より長い間借りてしまったとしましょう。あなたが貸した側だったとして、時間は経ってしまったけれど「遅れてしまってごめんね」と言いながら返却してもらった際に、この表現を使ってひと言返事ができたら格好良いですね。

It’s okay. Better late than never.
(大丈夫だよ。遅くても返してもらえて良かったよ。)

ネイティブが使うイディオム その2:cost an arm and a leg

このイディオムを直訳すると「腕と脚1本分する」という意味で、かなり物騒な印象ですね。私もこのイディオムを初めて耳にしたときには、ドキッとしたものです。

実際の意味もその印象の通りで、何かを買ったりする際に「腕と脚1本分くらいの価格がある」、つまり「高価である」という意味になります。

例えば、海外旅行中に病気になって病院で診療してもらうと、当然ながら高額な医療費を請求されますよね。そういった場合に、このイディオムを使って表現します。

I went to a hospital and it cost me an arm and a leg.
(病院に行ったら、すごく費用がかかりました。)

ネイティブが使うイディオム その3:can’t judge a book by its cover

これは、個人的に結構好きなイディオムです。読めば何となく意味を推測できるかもしれませんね。bookとありますが、まったく本に関することである必要はなく、基本的に何について言ってもOKです。

意味は「見た目で人や物事は判断できない」となります。本には表紙がありますが、どれだけ派手で魅力的な表紙でも、実際にその本を読んでみたらまったく面白くなかったということもあれば、その正反対の可能性もありますよね。

例えば、見た目で「自分とは合わなそうだな」と感じた人と実際に話してみたら、びっくりするほど気が合ったとしましょう。そのようなときには、このイディオムが使えます。

She made me realize that you really can’t judge a book by its cover.
(彼女は、人は本当に見た目で判断してはいけないと気付かせてくれた。)

ここではネイティブが使うイディオムを3つ紹介しましたが、このようなイディオムを理解したり、サラッと使えるようになると、より会話が楽しくなりますよ。ぜひウェビナーに参加して、この他のイディオムも覚えていきましょう!

英語の「格上げ表現」編

ここからは、より丁寧、かつ洗練された英語に聞こえる「格上げ表現」を3つ紹介します。

英語の格上げ表現 その1:「〜がしたい」

1つ目は「~がしたい」という表現を格上げしてみましょう。あなたが英語で「~がしたい」と伝える際、どのような表現を使いますか。例えば、「私はその映画についてもっと知りたいです」と英語で言う場合に、どのような文を作るか考えてみてください。

おそらく、I want to…を使って、I want to learn more about the movie.とした人も多いのではないでしょうか。

このようなI want to…という表現でももちろんOKなのですが、これを格上げしたい場合は、次のような文にするとおすすめです。

I am interested in learning more about the movie.

I’m interested inという表現は「~に興味を持っている」と訳すことが多いですよね。しかし、これは「興味を持っているから、次の行動として何かをしたい」という流れにもつながります。

そのため、このようにI’m interested in ~ingI want toのように使うこともできます。

ただし、格上げ表現は硬かったり、かしこまったりという印象を与えるので、気軽に「スーパーへ行きたい」といったことを言う際に使うと不自然になるので注意しましょう。

英語の格上げ表現 その2:「〜をしなければならない」

2つ目は「~をしなければならない」という表現を格上げしてみます。まずは、いつも使う英語で次の文を英訳してみてください。

金曜日までにこのプロジェクトを終わらせなければならない。

ここで「~をしなければならない」をI have toI mustと表現した人が多かったのではないでしょうか。その場合、次のような文になります。

I have to finish this project by Friday.

もちろん、これでも自然であり正解なのですが、これを格上げした場合、このI have toを別の表現にできます。

It is necessary for me to complete this project by Friday.

今回のIt is necessary for me toのように、格上げ表現の中には主語をI等の「人」からIt isのような「こと」にすることも多くあります。

また「あなたが」と言うつもりでYou have to…とした場合、あまりにも直接的な印象を与えてしまうことがあるので、そういった際にも今回の格上げ表現の活用は有効と言えます。

英語の格上げ表現 その3:「~していただけますか?」

格上げ表現の最後は「~していただけますか」です。相手に何かをしてほしいときに「それができるか」を確認する際に使う表現ですね。次の日本文を例に見てみましょう。

その報告書を私に見せていただけますか?

話をしている人が「報告書をあなたに見せる権限があるか」をたずねるという状況だった場合、あなたはどのような英文にしますか。

Are you able to show me the report?

このように、Are you able toを使って、ていねいに聞いてみるのも良いですね。しかし、実はこれをさらに格上げする表現があるのです。

Would you be in a position to show me the report?

Would you be in a position toという表現を直訳すると「報告書を(私に)見せていただける立場はおられますか?」のようになります。この表現を上手に使うと、気を遣いながらたずねていることが相手にも伝わります。

表現を格上げすると、硬い印象やかしこまった印象を与える可能性があるとお伝えしましたが、表現が長くなる傾向もあります。格上げ表現は、日常的に頻繁に使うものではないものも多くありますが、いざというときに使えると自分を有利な立場に立たせてくれることもあるので、ぜひ知識として増やしていきましょう。

おわりに

今回は、ネイティブが使う「イディオム」と、英語の「格上げ表現」を3つずつ紹介しました。

11月29日(水)に実施されるウェビナーでは、こういった表現をアメリカ人講師のダニエルと本記事の著者、宮園が一緒に紹介します! 参加は無料ですので、ぜひお申し込みください。ウェビナーでお待ちしております!

第7回「Think IT流 +αの英語実践レッスン」をオンライン開催、参加無料!

◆そのまま覚えて明日から使える表現をネイティブ講師が伝授!

「Think IT(シンクイット)」が主催する主に読者のエンジニア層を対象とした英語実践セミナー「Think IT流 +αの英語実践レッスン」では、英語シリーズの第7弾としてネイティブが日常的につかっているイディオムと、格上げ英語表現を解説する「ここが変だよ!日本人の英語!やりなおしの英語実践レッスン特別版~あなたの英語をレベルアップさせるネイティブが使うイディオム&格上げ表現編」を11月29日(水)にオンライン開催します。

勉強会の前半では、ネイティブが日常的に使うイディオムを中心にみていきます。構文形式なので、そのまま覚えてすぐ使える表現ばかりですので、明日から使っていただくことが可能です。後半はそのネイティブがビジネスシーンなどでよく使っている表現を見ていきます。日本語でいう「敬語」にあたる、英語の「丁寧な言い回し」の工夫を紹介! これらを知ることでより洗練した英会話ができるようになります。講師を務めるのはこの英語シリーズでおなじみ、株式会社グローレンの講師・宮園順光さんと、ネイティブ講師のダニエル レトンさん。

また<番外編>では、職場で使っているITエンジニア業界の言葉や用語をクイズ形式で見ていきます。こちらもITエンジニアの方は必見です。今回の勉強会に参加すれば「明日からオフィスで自慢したくなる!」かもしれません。

英語の勉強会ですが、難しい文法説明などは一切ありません。あなたの英会話力がちょっとした工夫1つでレベルアップすること間違いなし!参加無料ですので、ぜひ興味のある方はお気軽にご参加ください。

【開催セッション/タイムテーブル】
・19:00〜19:03  全体ご説明
・19:03〜20:00 「Think IT流 +αの英語実践レッスン」ここが変だよ!日本人の英語! ~あなたの英語をレベルアップさせるネイティブが使うイディオム&格上げ表現編

【参加費】無料(事前登録制)
【参加対象】ITエンジニアやビジネスパーソン全般、英語に興味・関心のある方
【参加申込】こちらからお申し込みください!

著者
宮園 順光(みやぞの よりみつ)
株式会社グローレン
株式会社グローレン 取締役。小学校〜高校卒業までをベルギーで過ごす。上智大学を卒業後、大手英会話スクールにて7年間教務主任として多くのクラスを担当。外国人講師の指導にも従事。マンツーマン英会話教室の代表を経て、2014年から現職にて語学プログラムの総監修を務める。これまで1万人以上にレッスンを提供。TOEIC990点、英検1級。

連載バックナンバー

キャリア・人材技術解説
第18回

失敗は成功のもと! 「失敗の経験」から学ぶ英語

2024/3/28
シーズン4最終回となる今回は、筆者がこれまでに経験した英語にまつわる失敗から学んだことを紹介します。
キャリア・人材技術解説
第17回

教科書では教えてくれない「ネイティブの日常会話フレーズ」6選

2024/3/6
今回は、ネイティブが日常的に使っている会話フレーズということで、教科書では教えてくれない表現を6つ厳選して紹介します。
キャリア・人材技術解説
第16回

英語のスピーチも理解できる! 「TED Talks」を使った英語学習法

2024/2/21
今回は、世界的な講演会「TED」の講演アーカイブを視聴できる「TED Talks」を活用した英語の学習法を紹介します。

Think ITメルマガ会員登録受付中

Think ITでは、技術情報が詰まったメールマガジン「Think IT Weekly」の配信サービスを提供しています。メルマガ会員登録を済ませれば、メルマガだけでなく、さまざまな限定特典を入手できるようになります。

Think ITメルマガ会員のサービス内容を見る

他にもこの記事が読まれています