サイト作成からWebシステム構築までを手がける長靴倶楽部

2008年9月16日(火)
シンクイット編集部

コストと機能のバランスがとれたサービス

 アット・ワイエムシーのサービスを紹介するにあたって、ユーザー企業から多く質問されるのがコスト面だという。長靴倶楽部が利用し始めた当初は他社よりも格段に安かったアット・ワイエムシーのサービスだが、近年ではホスティングサービスの低価格化が進んだために大きなコストメリットが感じづらくなっているのは事実だ。中には月額数百円で大容量ディスクを利用することのできるサービスもある。

 「お客様の中には、もっと安いサービスはないのかという要望もあります。しかし、格安サービスの中には企業サイトを構築するためには力不足なものも多くあります。安かろう悪かろう、では困りますから、そういったサービスをお客様に勧めることはできません。機能的な不足などを説明すると、お客様は納得してくださいますよ」と山田氏。自社で利用し、メリットを十分知っているからこそ、ユーザー企業に対して自信を持って勧められるのだろう。そして、その説得力のある言葉がユーザー企業の安心にもつながるのだ。

 アット・ワイエムシーのパートナー制度を利用して、長靴倶楽部では年間20~30件の再販を行っている。累計ではかなりの件数になるが、過去にユーザー企業からクレームを受けたことはないという。

 「それだけ安定したサービスだということでしょう。何かができるからすごいというよりは、やりたいことがきちんとできるのが利点です。安定していて、普通に使えるというのは、当たり前かもしれませんが重要です」と山田氏は語った。

デバイスに特化しないコンテンツ配信を目指して

 「今は様々なホスティングサービスがあります。非常に安いサービスも出てきました。しかし、長く利用して実際に使い勝手を知っていることは私たちにとって大きなメリットですし、数多く再販を手がけてきた実績もあります。これだけ長く利用していても、乗換えを考えるほど困ったことはないというのは、アット・ワイエムシーの強さを表しているのではないでしょうか」と山田氏は語る。

 長靴倶楽部では今後、Web関連事業を推し進めるとともに、デバイスに特化しないコンテンツ配信を目指した事業展開を行いたいとしている。

 「お客様が望んでいるものに最適に対応したいですね。たとえば、iPhoneへの対応が望まれているならばiPhoneでもいいですし、パソコンや携帯電話など様々なデバイスを対象にしていきたいと考えています」と原田氏は将来の展望を語った。

著者
シンクイット編集部

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