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| マネージャーの仕事は段取り8割だから「段取り」は今から大切に | ||||||||||
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プロジェクトにはゴールがありますが、同時に期限もあります。当然、プロジェクトは決められた期限までに進めなければならないので、そのためにはどういう段取りでやるか、つまりは計画を立てなければなりません。 プロジェクトを進めていく上で、一緒に働く方に段取りを正しく伝えておかないと動かなくなってしまいます。そのためには、常に段取りを考えて、実行していく、実行させていくということが大切です。 弊社には、マネージャーの仕事の8割りは段取りだと言い切っている人もいます。プロジェクトの最中にマネージャーが忙しくしているときは、たいていうまくいっていないときだという人もいます。あらかじめきちんと段取りを決めておけば、マネージャーはプロジェクトの最中はそれほど忙しくはならないはずなのです。 おそらく、本連載を読んでいるエンジニアの方たちにとっての段取りというと、自分のスケジュールのことを意味するでしょう。しかしチームリーダーになれば、チームを動かすことが段取りになります。さらにプロジェクトの規模が大きくなれば、関係者が増えて段取りを組む難易度もあがってきます。 プロジェクトマネージャーともなれば、スケジューリングをお客様や開発メンバーに見せ続けなくてはいけません。お客様に「今はここまできていますよ」とか「これからはこうしていきますよ」ということを、常に伝えていかなければなりませんし、一緒にやるメンバーにも伝える必要があります。 ![]() 図2:PMは全体を把握する 遅れているのなら、なぜ遅れているのか、どうするのか、スケジュールをずらせるのか、ずらせないならどういう手当てをしてキャッチアップしていくのかなど、常に先を見据えながら考え、行動していくことが大切になります。 このように、コンサルタントには段取り力が求められます。今の仕事の中で、自分の仕事の段取りは、しっかりしていますか。まずは、自分の一日のスケジュールをきちんと管理するところから、訓練しておくべきでしょう。 |
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| トラブルを経験して得られる胆力 | ||||||||||
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コンサルタントという仕事は、ときに大変なプレッシャーにさらされる場面があります。プロジェクトが重大な局面を迎えて、周囲の期待を一身に背負うこともあります。こうしたときは、いかに冷静にかつ迅速に対処できるかが大事です。そのスキルを一言で表現すれば、「胆力」といえるのではないでしょうか。 幸か不幸か、エンジニア時代に経験できるのがシステムのトラブルです。大きなものから小さなものまで、いろいろなトラブルがあると思いますが、大切なのは落ち着いて冷静に判断を下し、迅速に行動することです。 例えば、まず被害がこれ以上拡大しないように手を打つ、問題を切り分けてすばやく原因を特定し、復旧して正常な状態に戻すなどといったことです。こうした経験を積むことによって、少々のトラブルには動じない強い心、すなわち胆力が鍛えられるのです。 コンサルタントというのは、お客様もメンバーも含めて、前に進めていくことが求められるので、どんなときも冷静に対処できるというのが大切です。そうすれば、まわりの人も自信を持って仕事をできます。そんな、頼りがいのある存在になるためには、エンジニア時代の経験が糧になると思います。 正直にいえば、大きなトラブルを経験せずにエンジニアからコンサルタントになってしまうのはもったいないと思います。トラブルは自分への糧になるという意識で仕事に取り組んでみてください。もちろんトラブルばかり巻き起こしてはだめです。 |
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| 次回予告 | ||||||||||
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次回は、コンサルタントに必要なビジネス感覚とコミュニケーションについて解説していきたいと思います。 |
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