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| サーバの仮想化とは | ||||||||||||||||||||||||||||||||
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物理的なサーバには1枚のマザーボード上にCPUやメモリなどのコンポーネントが搭載されている。サーバの仮想化とは、物理サーバを論理的に分割して、複数の仮想的なコンピュータ(仮想マシン)を作り、物理サーバのリソースを有効活用することである。実際に仮想化を実現するためにはソフトウェアが必要である。そのデファクトスタンダードとして多くのユーザーに支持されているのが「VMware ESX Server」(以下、ESX)である(図1)。 ![]() 図1:サーバを「仮想化する」 ESXはホストOSを必要とせず、自身がOSのようにハードウェアに直接インストールされ、仮想化の機能を提供する、仮想化専用のソフトウェアである。VMware社の製品としては最もエンタープライズ向けの製品として位置づけられる。 そのESXによる仮想化インフラストラクチャを有効活用するうえで重要となるのが、「Virtual Center」という管理ツールと「VMotion」という機能である(図2)。 この2つのキーワードを理解しておくことで仮想化のメリットがより鮮明になるため、まずは基礎知識として把握しておいていただきたい。Virtual Centerは、複数のESXと仮想マシンを一元的に管理するソフトウェア。これを使って仮想マシン(VM:Virtual Machine)に関するほとんどの操作を行うことができる。 一方のVMotionは、仮想マシンの無停止マイグレーションを実現する機能である。システム管理者はVirtual Centerの画面からドラッグ・アンド・ドロップの操作だけでVMotionを実行することができる(注1)。
※注1:
管理者がVMotionを実行すると、実際は仮想マシンのメモリの内容を移行先の仮想マシンへネットワーク経由でコピーして、接続を切り替えるという動作が裏側で行われる。
これによって、例えば、物理サーバのメンテナンス時など、従来はシステムを止めなければならなかったケースでも、業務に影響を与えることなく作業を遂行できるのである。以上を踏まえ、次回以降では仮想化システム導入におけるポイントを紹介していこう。 |
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