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| STEP1:仮想化要件の整理 | ||||||||||||||||||||||||||||||||
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ここからは、実際にサーバの仮想化を進める手順に従って、解説していく。まずは仮想化の要件について整理する。 |
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| 仮想化に適したシステム | ||||||||||||||||||||||||||||||||
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サーバを仮想化することの目的は、アプリケーションやサービス単位で分散している複数のサーバを少数のサーバに統合し、運用効率や管理性を高めることにある。ただし、仮想化はすべてのシステムに向いているわけではない。現時点では、情報システムを隅から隅まで100%仮想化しようと考えるのは現実的ではなく、仮想化に適したシステムを見極め、適用していくことが求められる。そのため、多くの企業においては、仮想化サーバと従来の物理サーバを活用するという混在環境がしばらく続くと考えられる。 一方で、サーバに対する処理負荷が大きい、例えばミッションクリティカルなERP(Enterprise Resource Planning)アプリケーションやリソース活用度の高いバックエンドDB(データベース)などの仮想化は、移行・運用・パフォーマンス面のリスクを十分考慮して慎重に検討すべきである(図3)。 リスクを最小限にとどめるためには、まず業務に与える影響度の小さいシステムをカテゴライズし、そこから段階的にサーバ仮想化を進めるのが理想的である(図4)。 ![]() 図4:VMware ESX Serverを用いた統合シナリオ |
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| 仮想化対象システムの基礎調査 | ||||||||||||||||||||||||||||||||
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仮想化のプロジェクトは、仮想化対象となるシステムの基礎調査をすることから始まる(図4)。いつ導入したどのようなハードウェアで、どのようなOS上でどのようなバージョンのミドルウェアとアプリケーションが稼働しているか。そしてハードウェアリソースをどの程度使用しているか、負荷のピークはいつか、など。 実際のリソース使用状況を把握し、仮想化への移行イメージをまず大枠でつかむためにも、インベントリの収集は必須である。 そしてインベントリの収集後は仮想化計画にあたって最も重要なカテゴリ分け、というステップに移る。 |
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