第1回:徹底比較!! データベース

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第1回:徹底比較!! データベース

2007/7/3
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データベースを選定するための虎の巻

   実際にデータベースを構築したり新規導入を行う際には、様々な情報や事例、設計方法などの情報を元に進めるはずだろう。ここでは参考資料として、ThinkITで掲載したデータベースに関する記事を集めて紹介する。
データベース3つの視点
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チューニングする

今すぐできるPostgreSQLチューニング 今すぐできるPostgreSQLチューニング
第1回:共有バッファでどれだけ変わる?
著者:日本PostgreSQLユーザ会  片岡 裕生

誰でも使えるRDBMS

   PostgreSQLとは、リレーショナルデータベース管理システム(RDBMS)です。誰でもどのような目的にも無料で使えるオープンソースのソフトウェアです。最近ではすっかり知名度も上がり、非常に多くの方がPostgreSQLを利用されるようになりました。

   これほど普及してくると利用される方の技術レベルも様々で、長らく商用RDBMSでシステム開発をされてきた方もいれば、RDBMSを扱うのはPostgreSQLがはじめてという方もいます。当然PostgreSQLの使われ方も様々で、PostgreSQLの性能を限界まで引き出すようにチューニングを施している方もいれば、インストールしたままのデフォルト設定のままで使っている方もいます。

   さて、PostgreSQLのデフォルト設定が想定している「ロースペックなサーバ」とはどの程度のサーバのことを言っているのでしょうか?それは、おおよそ64Mバイト程度のメモリを搭載したサーバだと思って頂いて結構です。最近のサーバマシンであれば、メモリを数Gバイト積んでいるのも珍しくありませんから、ほとんどの場合において「デフォルト設定のままではダメ!」なのです。このような状況のPostgreSQLサーバに心当たりはありませんか?

SMB市場のサーバOS動向 Linux+DB2のパフォーマンスチューニング
第1回:チューニングの基準
著者:日本アイ・ビー・エム  梅谷 晃宏

チューニングの勘所

   データベースのチューニングという言葉からどのようなことを想像しますか。表の設計の見直しやSQL記述を探ること、バッファプールの調整などと主にデータベース自体の調整であったりするかと思います。

   しかしこうしたチューニング作業を行ったにもかかわらず、パフォーマンスがあまり変化しなかった、明確に問題が解決されなかったなどといったといった経験はないでしょうか。またより詳細な調査の結果、実はOSの設定やデバイスドライバのバージョンに原因があった、あるいはハードウェアの選択に問題点があったということも聞いたことがあるかと思います。

   もちろんデータベース自体のチューニングは欠かせないものですが、なんらかの問題が起こっている場合、システム全体を考慮しなければならない状況に陥ることがあります。ここで重要なのは必要な情報をどのような基準で取得していくかということです。よって、システムのパフォーマンス上で考慮すべき点を測定の基準とし、その意味について理解し、目的にあった情報が得られるか、その情報からパフォーマンス上のボトルネックや向上点を探りだせるか、ということを考えていくことがチューニングにつながっていきます。

   さらにこの基準を整理し、理解するということは別の意味でも重要です。Linuxはオープンソースの様々なツールが使用できるため、ツールによって出力される情報のフォーマットが異なる場合があります。しかしこの測定基準を整理しておくことで、ほとんどのツールの出力の要点を理解できると思います。

設計する

即活用!ツールを活用したデータモデリング 即活用!ツールを活用したデータモデリング
第1回:ソフトウェア産業に産業革命を起こすデータモデリング
著者:システムインテグレータ  梅田 弘之

ソフトウェア産業にも"近代化"が必要

   日進月歩で技術革新するハードウェア産業や、ドッグイヤーで進化するITビジネスに比べ、ソフトウェア開発の現場はいまだに20〜30年前のやり方と大差がありません。徒弟制度での教育、開発ドキュメントの標準化の遅れ、精神主義がまかり通るプロジェクト管理、そして開発手段も相変わらず昔ながらの家内制手工業です。このような労働集約的なやり方を続けた結果、日本のソフトウェア産業の国際競争力は地をはっています。

   「生産性向上」「コスト削減」「品質向上」、これらは製造業における共通課題です。日本のメーカ各社は、この目標を実現するために"カイゼン活動"や"最新設備導入"などの絶え間ない努力を行い、その結果、世界に冠する強さを持つまでにいたっています。

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第2回 データベースの導入実態
第3回 データベース設計の奥義に迫る

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