TOP>キーパーソンインタビュー> NRI Special Interview 株式会社野村総合研究所オープンソースソリューションセンター グループマネージャー寺田 雄一 NRIオープンソースソリューションセンター(OSSC)のマネージャー。2003年にOSSCを立ち上げ、複数のOSSの組み合わせを事前に検証したOSS基盤を提唱し、OpenStandiaパッケージを開発。 株式会社野村総合研究所オープンソースソリューションセンターテクニカルエンジニア 田中 穣 NRIオープンソースソリューションセンターにおいて、OpenStandiaパッケージの検証、及びサポートサービスの中心メンバー。JBoss認定コンサルタントの資格を持つ。 1 2 3 次のページ 企業がオープンソースを導入する際にサポートが受けられないことが推進の妨げとなっている。この問題を解決するためのサービス「OpenStandia」を提供している野村総合研究所の寺田氏と田中氏にお話を伺った。 — 早速ですが、実際にオープンソースを利用されている方にとっての問題点とは何でしょうか 寺田氏:よく聞く不安としてはオープンソースがノンサポートである点があげられます。これはトラブルの有無に関わらず、システムが安定稼動していても何かあったときを考えると不安があるということです。 これはシステムをすべてオープンソースで構築した場合のみの問題ではありません。導入した業務パッケージの一部だけでもオープンソースが利用されており、その部分に関してのサポートが行われないケースもあるのです。 そこで我々は、オープンソース導入における問題点を解消するためのサービスとして「OpenStandia」をスタートしました。 — OpenStandiaとはどのようなサービスなのでしょうか 寺田氏:OpenStandiaは弊社が提供するオープンソースに関するサービスの総称です。サポートとパッケージの提供という2つによって構成しています。 OSについてはお客様の今の環境などにも関係するため、LinuxやWindowsなどマルチプラットフォームをサポートしています。 — 具体的には何をどのような内容なのでしょうか 田中氏:まずサポートの提供については、主にJavaベースのWebアプリケーションサーバとTomcat、JBoss、MySQLといったオープンソースソフトウェアに対応します。 パッケージの提供では、これらのオープンソースソフトウェアの導入を支援するためインストーラ形式での配布を行います。 図1:3つのレイヤのシステム統合 OpenStandia 野村総合研究所があらたにはじめたOSSに関するサービス。 詳細はこちら 1 2 3 次のページ NRI Special Interview 第1回 オープンソース導入の不安を取り除く野村総合研究所の「OpenStandia」 第2回 OpenStandiaのもうひとつの柱「OpenStandiaパッケージ」