第2回:Scalix Web Accessを知る (1/3)

Scalix
メッセージング&コラボレーションソフトウェア「Scalix」の仕組みと使い方

第2回:Scalix Web Accessを知る

著者:日本スケーリックス  大塚 和彦   2007/7/24
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Scalixとは

   「第1回:Scalixを知る」では、Scalixの概要について説明致しました。今回はScalixの大きな特徴として「AjaxWebメール」「大規模環境にも対応できるスケーラビリティ」の2点を紹介しましょう。

   Scalixの特徴の1つとしてScalixのアーキテクチャ(図1)の一部にAjaxをフル採用したWebブラウザで動作するメールクライアント「Scalix Web Access(SWA)」があります。
Scalixのアーキテクチャ
図1:Scalixのアーキテクチャ
(画像をクリックすると別ウィンドウに拡大図を表示します)


AjaxのWebメールとは

   ScalixをサーバにインストールするとApache+Tomcatがインストールされます。これによりWebブラウザでありながら革新的な操作性を提供する、Ajaxをフル活用したWebメールクライアント「Scalix Web Access」を利用できるようになります。SWAは下記の機能をWebブラウザ上で提供するメッセージング機能です。このSWAはスタンダードユーザ(無償)とプレミアムユーザ(有償)の2種類のユーザタイプが利用できます。

   またSWAはWebブラウザ上で稼動するメールソフトながら、アプリケーションのように下記の3つの機能に対応しており、専用メールソフトと同等の操作性(ユーザビリティ)を提供しています。

  • マウス右クリックメニュー
  • ドラッグ&ドロップ
  • キーボードによるショートカットキー

表1:Scalix Web Accessがサポートしている機能

   Scalix Web Accessは下記のWebブラウザで利用することができます(Version 11.0.4現在)。

  • Internet Explorer 6.0
  • Internet Explorer 7.0
  • Firefox 2.0

表2:対応ブラウザ

   ほかにもSWAの特徴は操作性(ユーザビリティ)だけではなく、Outlookなどの専用メールソフトでも採用されている「3ペイン画面」を採用していることがあげられます。これにより、普段から慣れ親しんだ画面構成で直感的に利用できる「ルック&フィール」を実現し、利用者は短期間の教育でScalix Web Accessを利用することができることが大きなポイントだといえるでしょう。

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日本スケーリックス株式会社 大塚 和彦
著者プロフィール
日本スケーリックス株式会社  大塚 和彦
取締役 営業部長
リコー情報システム株式会社(現リコーテクノシステムズ株式会社)在籍中にLotus Notes販売事業のメンバー、その他ネットワーク、サーバインフラなどの営業を経験。その後、TISソリューションビジネス株式会社にてLotus Notes、その他グループウェア、ECサイト、検索サイトなどの営業経験を経て、現在日本スケーリックス株式会社にて事業計画、営業企画、マーケティング、営業活動などを行っている。


INDEX
第2回:Scalix Web Accessを知る
Scalixとは
  Scalix Web Accessの操作性
  大規模環境にも対応できるスケーラビリティ
メッセージング&コラボレーションソフトウェア「Scalix」の仕組みと使い方
第1回 Scalixを知る
第2回 Scalix Web Accessを知る

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