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徹底解剖!!Oracle Fusion Middleware
第3回:ID管理基盤によるセキュリティ強化
著者:
新日鉄ソリューションズ 白杉 武志
2006/10/27
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Oracle Identity and Access Management Suite
こういったIDライフサイクルの一元管理に対応すべく、Oracle社のFusion Middlewareの製品には、Oracle Identity and Access Management Suiteが提供されています。
図1:Oracle Identity and Access Management Suiteの構成
(画像をクリックすると別ウィンドウに拡大図を表示します)
次にID管理ソリューションへの対応を、ID管理を構成する3要素である「統合ID管理」「IDライフサイクル管理」「ユーザアクセス管理」ごとにOracle Identity and Access Management Suiteと対応付けて見ていきましょう。
1. 統合ID管理基盤の導入
ディレクトリサービスソリューション
2. IDライフサイクル管理の自動化
ユーザプロビジョニングソリューション
3. セキュアな業務連携のためのユーザアクセス管理
アクセスコントロールソリューション
表2:ID管理ソリューションへの対応
1. 統合ID管理基盤の導入
ID管理の基礎として統合ディレクトリは必須となります。さらにアプリケーションやユーザの増加に対して、迅速に対応することができる基盤の構築が必要です。
この実現のために、Oracle社のデータベースの「拡張性」「高可用性」「セキュリティ対応」を活用し、LDAPv3に準拠したディレクトリサービスである「Oracle Internet Directory」を利用します。
さらに、複数のLDAPディレクトリやリレーショナルデータベースを単一の大規模なLDAPディレクトリとして捉えることができる「Oracle Virtual Directory」によって、複数のディレクトリとリレーショナルデータベースの統合にも対応しています。
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著者プロフィール
新日鉄ソリューションズ株式会社 白杉 武志
ITインフラソリューション事業部 マーケティング部
セキュリティソリューショングループリーダー
AP開発基盤整備の一環としてソフトウェア開発支援ツールの開発・販売・顧客適用を経験した後、オープン系IT基盤に於けるセキュリティ担当として顧客への製品導入適用に従事する。現在は基盤系セキュリティソリューションに対する製品選定・ソリューション策定・販売計画策定などの事業推進に携わっている。
INDEX
第3回:ID管理基盤によるセキュリティ強化
はじめに
Oracle Identity and Access Management Suite
2. IDライフサイクル管理の自動化