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| データベースの種類 | ||||||||||||||||||||||
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しかし最近の商用データベースでは、Oracle Real Application Clusters(RAC)やIBM DB2 Integrated Cluster Environment(ICE)のように、複数のノードが同時にトランザクションを実行することによって処理能力をあげるクラスタリング技術を採用した製品があります。その価格も年々低下しているため、クラスタデータベースを採用する企業が増えてきています。 クラスタリングをおこなっているデータベースでは、複数のノードのバックアップということで、リモートにあるバックアップサーバから集約的な管理をおこなう必要があります。このような場合には標準の機能だけではなく商用バックアップソフトを使用することで、より管理体制が楽になり、大型ライブラリ装置を使用しての複数世代保存も可能になります。 |
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![]() 図3:Oracle RACバックアップの例 |
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![]() 図4:DB2 ICEリストアの例 |
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Oracle DatabaseやDB2をシングルインスタンスで使用する場合でも、他のサーバとの管理を統合するという意味では、商用バックアップソフトを利用することは大きな役割を果たします。また、最近ではオープンソース・データベースへの対応をおこなっている製品もあり、データベースの種類を問わずに統合した環境を構築できるようになってきています。 |
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![]() 図5:PostgreSQLの例 |
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| まとめ | ||||||||||||||||||||||
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以上、データベース関連のバックアップについて見てきました。データベースの場合はちょっとした障害でも致命的なデータロスに繋がることが多いため、単にバックアップをおこなうだけでなく、日頃からのリストア/リカバリの手順確認が重要です。また、障害が発生した際の経済的損失も大きいため、データベースのインスタンス障害や単なるデータファイル障害を想定しただけではなく、OSを含めたシステム全体のリカバリプランをあらかじめ計画しておくと良いでしょう。 次回は、高機能なストレージに搭載されているスナップショットを利用したバックアップの解説になります。しかしながら、そのようなストレージの導入が難しい場合もあると思いますので、オープンソースのスナップショットについても考えていきます。 |
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