TOP設計・移行・活用> CRS(チェイン・リフレクション・スクリプト)とは
Biz/Browser
Biz/Browserで経営の効率化を実現する

第1回:リッチクライアントとBiz/Browser
著者:アクシスソフト  永井 一美   2005/9/14
前のページ  1  2  3   4  次のページ
CRS(チェイン・リフレクション・スクリプト)とは

   CRSはスクリプト言語ですが、記法としてはJavaScriptと記法互換を取るように作られています。また、制御構造(if文やcase文など)はJavaを知っている技術者なら容易に理解できます。フロントを構築するためのスクリプトですから、画面をデザインする要素が入ります。

   開発ツールであるBiz/DesignerはGUIで画面をデザインしながら制御部分を記述していきます。操作性はVisual BasicやJBuilderに似ています。記法/ツールの操作性は開発者の最初の壁を取り払うことが重要で独自の記法、操作性は生産性を落としてしまいます。
簡単な画面作成

   では、簡単な画面をBiz/Designerを利用して作ってみましょう。

   Biz/Designerは評価用に無償ダウンロードできます。ダウンロードしますと、そこに「開発ガイド」があります。その中でも利用している画面ですが、今回は簡単に以下のことをやってみましょう。

  1. 画面上のボタンを押下
  2. サーバから本に関するデータをCSVで取り込む
  3. グリッド表示する
   まず、画面をデザインします。図5がBiz/Designerを立ち上げたところです。

Biz/Designerの初期画面
図5:Biz/Designerの初期画面
(画像をクリックすると別ウィンドウに拡大図を表示します)

   では、手順どおりに説明していきます。


新規プロジェクト作成

   「プロジェクト」という単位でシステムを管理します。今回は新規にプロジェクトを作成します。メニューバーから、「ファイル」 → 「新規プロジェクト」を選択すると「空のプロジェクト作成」のダイアログが現われます。

   プロジェクト名を「ブック一覧」とします。プロジェクトビューに「ブック一覧」プロジェクトが作成されます。

プロジェクトビュー
図6:プロジェクトビュー


新規フォーム作成

   画面のベースとなるフォームを作成します。プロジェクトビューの「ブック一覧」からのポップアップメニューでフォームを新規作成します。

フォームの新規作成
図7:フォームの新規作成
(画像をクリックすると別ウィンドウに拡大図を表示します)

   「Form1」という名前がついたフォームが現われます。わかりやすいように、プロパティビューでフォーム名を「Form_book」に変えます。

プロパティビュー
図8:プロパティビュー

前のページ  1  2  3   4  次のページ


アクシスソフト 永井 一美
著者プロフィール
アクシスソフト株式会社  永井 一美
アクシスソフト株式会社 執行役員プロダクト事業部長
SI会社にてオフコンでのアプリケーション開発やメインフレームでのOS開発、PCでの開発、品質保証業務などを経験、SI事業部門の管理者を経てアクシスソフトに入社。入社時より一貫して製品事業に携わる。特にBiz/Browserにおいては、「確かなUIによりエンドユーザの生産性を高め業務に対するモチベーションを持っていただくことが、企業全体の生産性を押し上げる」との信念で推進している。


INDEX
第1回:リッチクライアントとBiz/Browser
  はじめに
  Biz/Browserの位置づけ
CRS(チェイン・リフレクション・スクリプト)とは
  画面デザイン