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| RHEL4におけるOSのチューニング | ||||||||||||
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RHEL4では、カーネルパラメータをチューニングすることにより、システムのパフォーマンスを向上させることが可能です。パフォーマンスチューニングには大きく2つの方法があります。
表1:カーネルのパフォーマンスチューニング方法 まずはチューニングにおける注意点について解説します。 |
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| RHEL4標準カーネルの/procファイルシステム配下のパラメータを調整する | ||||||||||||
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/procファイルシステム配下のパラメータを調整する場合の特徴と注意点は以下のようになります。
表2:パラメータを調整する場合の特徴と注意点 /procファイルシステムとは/procディレクトリ以下に作成された仮想的なファイルシステムで、各種ハードウェア情報の取得結果やOSパラメータを格納したファイルから成り立っています。カーネルをコンパイルしなくてもカーネルの詳細な動作を変更することが可能です。また/procファイルシステム以下にあるパラメータを変更することにより、その内容は直ちにOSに反映されます。 このときRHEL4に搭載されているカーネルパラメータでも、その中にはレッドハット社が変更を推奨していないものが存在しています。もしカーネルパラメータを変更する場合は、そのパラメータを変更することによる影響を考慮した動作テストが必要です。 |
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| カーネルに含まれるヘッダファイルやC言語のソースを変更する | ||||||||||||
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カーネルのソースやヘッダファイルの変更を行う場合の特徴と注意点は以下のようになります。
表3:変更を行う場合の特徴と注意点 RHEL4ではカーネルソースをコンパイルして利用することは技術的に可能ですが、レッドハット社から提供されないカーネルのバイナリファイルで動作させた場合、レッドハット社のサポートが受けられません。業務システムなど通常保守サポートを受けることが必要な場合には、必ずレッドハット社標準のカーネルを利用してください。 RHEL4のカーネルそのものはエンタープライズ用途に特化されていますが、なんらかの要因でより高いパフォーマンスを追及する場合があります。このときはカーネルそのものに手を加えるのではなく/procファイルシステム以下にあるカーネルパラメータやOS設定ファイル(/etc/fstab、/etc/modprobe.confなど)を変更したり、サービスの起動を変更することによりOSをチューニングするのが基本です。 この他にもカーネルパラメータの値を微調整する方法もありますが、まず最も基本的なチューニング方法として知るべきことは、RHEL4のOSのサービスやブート時の設定ファイルの内容を変更する方法でしょう。 OSの設定ファイルの変更の特徴は以下となります。
表4:OSの設定ファイルの変更の特徴 |
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