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各フレームワークのメリット/デメリット
各フレームワークのメリット/デメリット
各フレームワークの特長をまとめたところで、次に各フレームワークのメリット/デメリットをあげます。各フレームワークのメリット/デメリットは表2のとおりです。
フレーム ワーク |
メリット |
デメリット |
| iBATIS |
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| Torque |
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| Hibernate |
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表2:iBATIS、Torque、Hibernateのメリット/デメリット
iBATISのメリットはSQLを自由に使える点です。SQLを自由に使えるので、柔軟な対応が可能であり、RDBMSの性能をいかしきることができます。逆にデメリットは、関連を意識しなければならない点です。
第2回で解説したように内部結合を行いたい場合などは、自ら関連付けを行わなくてはなりません。その他のデメリットとして、SQL文を直接記述するのでDBの方言を吸収できない、マッピング・ファイルに直接SQL文を記述するのでマッピング・ファイルの文字量がかなり多くなりファイル管理が煩雑になってしまう可能性があるといったことがあげられます。
Torqueのメリットは、SQLを使用せずに簡単にデータベースにアクセスできる点です。デメリットは、TorqueのDTOやDAOにあたるクラスはTorque固有のクラスを継承することが求められるので、POJOを用いた開発には使えないことです。
Hibernateのメリットは、機能がたくさん提供されている点や第5回でとりあげたように関連を意識することなく関連データを取得できる点などがあげられます。逆にデメリットは関連を多用するとパフォーマンスが落ちてしまう点、また提供されている機能を使いこなすためには、習得に多くの時間を要してしまうなどといった点があげられます。
このように、各フレームワークには一長一短があります。各フレームワークの特長を理解した上で十分に考慮し、フレームワークの導入を検討してください。