サンプルデモのREADMEとCallbackのデモ
サンプル1 Callbackのデモ
「Callback」はクライアント側でCallbackオブジェクトを生成するデモで、EndpointReferenceTypeをサーバに通知します。EndpointReferenceTypeを使って、サーバがcallbackオブジェクトを呼び出すことができます。
必要条件
celtix.jarがCLASSPATHに、JDKとantのbinディレクトリがPATHにそれぞれ登録されているのであれば、samplesディレクトリのREADMEにある環境変数の設定スクリプトを起動する必要はありません。環境変数が正しく設定されていなかったり、デモをビルドする際にwsdl2java、javacあるいはjavaコマンドを利用する場合は、環境変数の設定スクリプトを起動する必要があります。
antを使ったビルドと起動
samples/basic_callbackディレクトリからant buildスクリプトによってビルドし、デモを実行します。
UNIXとWindows共にビルドを行った後でサーバを起動します。
ant build
ant server
さらに別のコマンドプロンプトからクライアントを起動します。
ant client
WSDLファイルやクラスファイルから生成したコードを削除するには、次のコマンドを起動します。
ant clean
wsdl2javaとjavacコマンドを使ったビルドと起動
samples/basic_callbackディレクトリからターゲットディレクトリのbuild/classesを作成し、WSDLファイルからコードを生成します。
UNIXの場合は以下のコマンドを実行します。
mkdir -p build/classes
wsdl2java -d build/classes -compile ./wsdl/basic_callback.wsdl
Windowsの場合は以下のコマンドを実行します。
mkdir build\classes
wsdl2java -d build\classes -compile .\wsdl\basic_callback.wsdl
次のコマンドでクライアントとサーバアプリケーションをコンパイルします。
UNIXの場合は以下のコマンドを実行します。
export CLASSPATH=$CLASSPATH:$CELTIX_HOME/lib/celtix.jar:./build/classes
javac -d build/classes src/demo/callback/client⁄*.java
javac -d build/classes src/demo/callback/client⁄*.java
Windowsの場合は以下のコマンドを実行します。1行目がすでに設定されている場合は2行目から実行してください。
set classpath=%classpath%;%CELTIX_HOME%\lib\celtix.jar:.\build\classes
javac -d build\classes src\demo\callback\client\*.java
javac -d build\classes src\demo\callback\server\*.java
Javaコマンドを使ってデモを起動
samples/basic_callbackディレクトリから次のコマンドを起動します。
UNIXの場合は以下のコマンドを実行します。
java -Djava.util.logging.config.file=$CELTIX_HOME/etc/logging.properties
demo.callback.server.Server &
java -Djava.util.logging.config.file=$CELTIX_HOME/etc/logging.properties
demo.callback.client.Client ./wsdl/basic_callback.wsdl
サーバがバックグラウンドで起動します。クライアントを起動した後で、サーバプロセスをkillコマンドで終了してください。
Windowsの場合は以下のコマンドを実行します。
start
java -Djava.util.logging.config.file=%CELTIX_HOME%\etc\logging.properties
demo.callback.server.Server
java -Djava.util.logging.config.file=%CELTIX_HOME%\etc\logging.properties
demo.callback.client.Client .\wsdl\basic_callback.wsdl
新しいコマンドウィンドウがサーバプロセスのために起動します。クライアントを起動した後に、コマンドウィンドウで「Ctrl-c」キーを押してサーバプロセスを終了してください。
WSDLファイルやclassファイルから生成したコードとbuildディレクトリを削除するには次のコマンドを起動してください。
ant clean