半日で業務アプリケーションが開発できる!(前編)
開発ステップ2:データベース接続コンポーネントの設定
続いて、アプリケーションの作成に入りましょう。
アプリケーション作成では、まずデータベース接続関係のコンポーネントを配置して、プロパティを設定します。これらのコンポーネントは、データベースエクスプローラで行った定義を利用して、簡単なドラッグ&ドロップ操作で配置できます。
VCLフォームアプリケーションの作成
メニューから「ファイル → 新規作成 → VCLフォームアプリケーション - Delphi for Win32」を選びます(図7)。
このVCLフォームアプリケーションというのが、Delphiのコンポーネントフレームワーク「VCL」を使ったGUIアプリケーションです。
UIデザイナを表示する
メニューを選択すると、Delphi 2007のUIデザイナ上に、空のフォームが表示されます(図8)。このフォームに、コンポーネントをドラッグ&ドロップして開発を進めます。
コンポーネントを配置する
データベース接続用のコンポーネントを配置するために、データエクスプローラ上に展開されたIBLocal内のデーブルCUSTOMERをマウスを使ってドラックし、この空のフォーム上にドロップします(こちらのテーブルをマスターとします)。すると、フォーム上にあらかじめ設定が行われているIBLocal(TSQLConnectionコンポーネント)と、CUSTOMER(TSQLDataSet)の2つのコンポーネントがフォーム上に設定されます(図9)。
CUSTOMERテーブルを他のコンポーネントと関連付ける
次に、今設定されたCUSTOMERテーブルを他のコンポーネントと関連付けるために必要なDataSourceコンポーネントをフォーム上におきます。ツールパレット上のTDataSourceコンポーネントをマウスでダブルクリックすることで、フォーム上に配置されます。
Delphi 2007の画面の左下には、それぞれのコンポーネントの設定を行うためのオブジェクトインスペクタがあります。デザイナ上のDataSourceコンポーネントをマウスでクリックし、オブジェクトインスペクタ上に表示されたDataSourceコンポーネントのDataSetプロパティをCUSTOMERテーブルと関連付けます(図10)。