設計工程の機能比較!
設計工程をサポートする機能
それでは、設計工程をサポートする機能を「UMLモデリング」と「データベース設計」の2つの点から見ていきましょう。
EclipseでのUMLモデリング
Eclipseには標準ではUMLモデリング機能は搭載されていませが、プラグインをインストールすることでUMLモデリング機能を追加することができます。UMLモデリング用のプラグインとしては以下のようなものがあります。
EclipseUML
Omondo社が開発しているUMLプラグインで、有償のStudio Editionと、チーム連携やリバースエンジニアリングといった機能について制限のあるFree Editionが提供されています。以下のURLから入手することができます。
EclipseUMLはクラス図、シーケンス図、アクティビティ図、ユースケース図といった基本的なダイアグラムに加え、以下のような豊富なダイアグラムをサポートしています。
また、Eclipseのワークスペースとの強力な連携機能を備えています。たとえばクラス図の場合、ダイアグラムとワークスペースのソースコードは 完全かつ双方向に同期します。ダイアグラムを修正すればソースコードに、ソースコードを修正すればダイアグラムに変更内容が即座に反映されます。この機能 によってラウンドトリップ型の開発が可能になります。
AmaterasUML
Project Amaterasで開発されているオープンソースのUMLプラグインです。クラス図、ユースケース図、シーケンス図、アクティビティ図を記述することができます。以下のURLから入手することができます。
http://amateras.sourceforge.jp/cgi-bin/fswiki/wiki.cgi?page=AmaterasUML
AmaterasUMLはEclipseUMLのようなラウンドトリップ機能はありませんが、その分軽快に動作するのが特徴です。ダイアグラムを描 画するだけでなく、パッケージ・エクスプローラーからクラスをドラッグ&ドロップでクラス図に配置したり、クラス図からJavaコードの生成を行うことが 可能です。
JDeveloperでのUMLモデリング
JDeveloperは標準でUMLモデリング機能が搭載されており、クラス図、シーケンス図、アクティビティ図、ユースケース図を記述することが できます。クラス図はJDeveloperのプロジェクト内のJavaクラスと同期させることができます。この場合、ダイアグラムに加えた修正は即座に ソースコードに反映されます。