
米IBM、企業のコンテンツを戦略的ビジネス資産に変える「IBM FileNet P8 4.0」を発表
IBMコンテンツ管理コンプライアンス
2007/2/27 11:00
意思決定の迅速化、顧客サービス向上などを実現するエンタープライズコンテンツ管理製品
米IBMは2月13日(現地時間)、コンテンツ管理製品「IBM FileNet P8 4.0(以下 FileNet P8 4.0)」を発表した。同製品はコンテンツの取り込みやアクセス管理、集約を可能にし、記録管理の自動化やコンプライアンスの要求への対応、経営リスクの軽減を実現するものだ。
同製品は、2006年10月にIBMがファイルネットを買収してから、はじめて発表する主要製品となる。今回のバージョンでは、75項目以上の機能強化と新機能の追加が行われているという。
また、今後IBMグローバル・ビジネス・サービス(GBS)の1,000名以上の専門家が、初期の戦略策定や計画立案、全社的なソリューションの構築・管理など、広範なコンテンツ管理コンサルティングサービスを提供していくという。
IBMのコンテンツ管理担当ゼネラル・マネジャー、リー・ロバーツ氏は「FileNet P8 4.0で利用可能となった新たな機能やコンサルティングサービスは、業績の向上や意思決定の強化に加え、運用の柔軟性、アプリケーション導入の迅速化、そしてTCOの削減というお客様のニーズに応えることができる」と述べている。
同社では、中小企業から大規模企業まで利用の想定し、主要OS、データベース、デスクトップ、およびポータル環境を幅広くサポートしているという。
(ThinkIT編集局 千本松 歩)