「VirtualBox 7.2.2」リリース

9月11日 23:58

 OracleのVirtualBox最新版、「VirtualBox 7.2.2」が9月10日(現地時間)リリースされた。

 VirtualBoxは、ホスト上に仮想マシンを作成し、その上で別のOSを実行することができるソフトウェア。Windows版、Linux版、 BSD版などが用意されており、幅広いゲストOSに対応。個人利用または評価目的の場合は無償で利用可能。また、ソースコードがOSE版としてGPLの下で公開されている。

 「VirtualBox」は、仮想マシンからUSB機器を利用したり、Windowsのリモートデスクトップ接続を仮想マシンへ接続する、などが可能。3Dアクセラレーションをサポートしており、64ビットゲストにも対応している。

 「VirtualBox 7.2.2」では、Linux ホストでVT-xを取得および解放するためにLinux 6.16以降でKVM APIを使用するためのサポートが導入されたほか、新しい実験的なe1000アダプタ (82583V) が追加され、またGUIについても複数の改善、およびいくつかの不具合の修正が施されている。利用者はアップデートが推奨される。

 VirtualBoxはWebサイトから入手できる。非オープンソースのバイナリが含まれる「Extension Pack」は、個人利用に限り無償で利用できる。

(川原 龍人/びぎねっと)

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