ファイアウォール向けLinuxディストリビューション「IPFire 2.23 Core Update 197」リリース

9月22日 0:39

 オープンソースのファイアウォール向けLinuxディストリビューション「IPFire 2.23 Core Update 197」が9月19日(現地時間)、リリースされた。

 「IPFire」はファイアウォール向けLinuxディストリビューション。ルータもしくはプロキシとして利用することで、ファイアウォールを構築することができる。様々な攻撃からの防御機能を備えており、各種ログの取得も可能。

 「IPFire 2.23 Core Update 197」ではOpenVPNが2.6にアップデートされ、これに伴い高度な暗号化通信が利用できるようになったほか、デフォルトでのCPUクロックの低下、Intel P-Stateの利用に関する挙動の変化、カーネルのLinux 6.12.41LTSへのアップデート、搭載されたパッケージのアップデート(Apache 2.4.65、automake 1.18.1、bash 5.3.3、bind 9.20.11、btrfs-progs 6.15、cURL 8.15.0、e2fsprogs 1.47.3、fontconfig 2.17.1、gettext 0.26、GnuTLS 3.8.10、jq 1.8.1、libhtp 0.5.51、libjpeg 3.1.1、libpng 1.6.50、libssh 0.11.2、libtalloc 2.4.3、libtasn1 4.20.0、libunistring: 新パッケージ、lm_sensors 3.6.2、LVM2 2.03.33、nettle 3.10.2、OpenSSL 3.5.1、OpenVPN 2.6.14、pango 1.56.4、pciutils 3.14.0、readline 8.3.1、shadow 4.18.0、SQLite 3.50.2、strongSwan 6.0.2、Suricata 7.0.11、unbound 1.23.1、util-linux 2.41.1)などがアップデートされるなど、さまざまな強化が加わっている。

 「IPFire 2.23 Core Update 197」は、Webサイトからダウンロードできる。

(川原 龍人/びぎねっと)

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プレスリリース

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