オープンソースのリソース管理ウェア「Apache Mesos 1.0」リリース

2016年7月30日(土)

Apache Software Foundationは7月27日(現地時間)、オープンソースのリソース管理ウェア「Apache Mesos 1.0」をリリースした。

「Apache Mesos」は、オープンソースのクラスタリソース管理ソフトウェア。計算資源を最適かつ有効に活用するために、物理マシン・仮想マシンを1つのクラスタとして管理し、タスクを処理させる際に空いているマシンを探し、そこにリソースを割り当てる。これによって、複数のホストからなる分散環境を1つのリソースプールとして扱うことができる。計算性能が異なる管理対象マシンが混在する分散環境の計算資源に対応していることが大きな特徴。コンテナオーケストレーション、分散OSカーネルといった機能も備えている。

「Apache Mesos 1.0」では、新しくHTTP APIが導入され、HTTPを利用したフレームワークが作成できるようになった。また、Docker、rkt、appcなどのコンテナが起動できるフレームワークをサポートするなど、数多くの機能強化が施されている。また、ベータ版だがWindowsでMesosを動作させるWindowsサポートが導入された。

「Apache Mesos 1.0」は、Webサイトからダウンロードできる。

(川原 龍人/びぎねっと)

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