「BIND 9」に重要な脆弱性、修正版がリリース
2016年11月3日(木)
DNSサーバBINDに、深刻度「高(High)」となる脆弱性が発見された。この脆弱性は、CVE-2016-8864にて指摘されている。
この脆弱性は、DNS応答の処理に不具合があり、DNAMEレコードがanswer secionに含まれている応答を処理する際、BINDが異常終了を起こす危険がある。本脆弱性はリモートから攻撃が可能で、攻撃を受けた場合はBINDが異常終了する。この脆弱性は、フルリゾルバ(キャッシュDNSサーバ)の機能が有効になっている「BIND 9.0.0以降」のすべてのバージョンが影響を受けることから、対象が広範囲に渡る。該当する「BIND 9」を利用しているユーザは、早急な対処が強く推奨される。
ISCは、この脆弱性を修正した「BIND 9.11.0-P1」「BIND 9.10.4-P4」「BIND 9.9.9-P4」をリリースした。ユーザは早期のアップグレードが推奨される。
修正されたバージョンのISC BINDはWebサイトから無償で入手できるほか、各ディストリビューターからパッケージとして配布されている。
(川原 龍人/びぎねっと)
[関連リンク]
JPRSによるアナウンス
その他のニュース
- 2024/12/25 プログラム言語「Ruby 3.4.0/3.4.1」リリース
- 2024/12/25 Apple Silicon向けの「Fedora Asahi Remix 41」リリース
- 2024/12/24 「PHP 8.4.2」リリース
- 2024/12/24 Arch Linuxをベースとした「CachyOS」の2024年12月版リリース
- 2024/12/23 システム管理者向けライブLinuxディストリビューション「Grml 2024.12」リリース
Think ITメルマガ会員登録受付中
Think ITでは、技術情報が詰まったメールマガジン「Think IT Weekly」の配信サービスを提供しています。メルマガ会員登録を済ませれば、メルマガだけでなく、さまざまな限定特典を入手できるようになります。