「BIND 9」に重要な脆弱性、修正版がリリース

2016年11月3日(木)

DNSサーバBINDに、深刻度「高(High)」となる脆弱性が発見された。この脆弱性は、CVE-2016-8864にて指摘されている。

この脆弱性は、DNS応答の処理に不具合があり、DNAMEレコードがanswer secionに含まれている応答を処理する際、BINDが異常終了を起こす危険がある。本脆弱性はリモートから攻撃が可能で、攻撃を受けた場合はBINDが異常終了する。この脆弱性は、フルリゾルバ(キャッシュDNSサーバ)の機能が有効になっている「BIND 9.0.0以降」のすべてのバージョンが影響を受けることから、対象が広範囲に渡る。該当する「BIND 9」を利用しているユーザは、早急な対処が強く推奨される。

ISCは、この脆弱性を修正した「BIND 9.11.0-P1」「BIND 9.10.4-P4」「BIND 9.9.9-P4」をリリースした。ユーザは早期のアップグレードが推奨される。

修正されたバージョンのISC BINDはWebサイトから無償で入手できるほか、各ディストリビューターからパッケージとして配布されている。

(川原 龍人/びぎねっと)

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JPRSによるアナウンス

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