「BIND 9」にサービス停止の危険がある脆弱性、修正版がリリース
2018年8月14日(火)
DNSサーバBINDに、深刻度「高(High)」となる脆弱性が発見された。この脆弱性は、CVE-2017-5740にて指摘されている。
この脆弱性は、実装上の不具合により、namedに対する外部からのサービス不能(DoS)攻撃が可能となることに起因し、悪用されると、提供者が意図しないサービスの停止が発生する可能性がある。
対象となるバージョンは、ISC BIND 9.12.0~9.12.2/9.11.0~9.11.4/9.10.0~9.10.8/9.9.0~9.9.13/9.7.0~9.8.8/9.13.0~9.13.2以降の全バージョン。
ISCは、この脆弱性を修正した「BIND 9.12.2-P1/9.11.4-P1/9.10.8-P1/9.9.13-P1」をリリースしており、ユーザは早期のアップグレードが推奨される。なお、BIND 9.8系列およびそれ以前の系列はサポート終了となっているため、系列のアップグレードが推奨される。
修正されたバージョンのISC BINDおよびISC DHCPは、Webサイトから無償で入手できる。
(川原 龍人/びぎねっと)
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