Pythonエンジニア育成推進協会が発足、2017年春よりPython試験を実施へ
2016年4月21日(木)
一般社団法人Pythonエンジニア育成推進協会 発起人会(以下、Pythonエンジニア育成推進協会)が4月21日に発足、Pythonエンジニアの認定試験を2016年夏に無料ベータ、2017年春から本試験として実施する計画を発表した。
Pythonは、ビッグデータや機械学習、Webサービスの開発など幅広い分野で近年注目が集まっている言語の1つ。ただ、そうした市場ニーズの高まりに対し「エンジニアの求人件数に対して人材不足になる可能性が高い」といった背景などから今回、エンジニア育成を推進する業界団体を設立するに至ったという。
Pythonエンジニア育成推進協会には、代表理事として吉政創成株式会社の吉政忠志氏が就任予定。同氏はPHPやRuby on Railsの認定試験の運営でも実績がある。また、試験問題監修及びコミュニティ支援として一般社団法人PyCon JPの寺田学氏、監事として株式会社ビープラウドの佐藤治夫氏など、日本のPythonコミュニティに縁のある面々が参画。設立時スポンサーとして、日本電気株式会社やNECマネジメントパートナー株式会社が名を連ねた。2016年7月に法人設立予定。
試験は2種類となり概要(予定)は以下の通り。
※出題範囲など詳細はベータ試験開始時に発表。
Python 3 エンジニア認定基礎試験(文法基礎を問う試験)
- 受験料金:1万円+税
- 解答時間:1時間以内
- 問題数:40問
- 合格ライン:正答率70%
- 主教材:オライリー・ジャパン「入門Python3」
Python 3 エンジニア認定データ解析試験(Pythonを使ったデータ分析の基礎や方法を問う試験)
- 受験料金:1万円+税
- 解答時間:1時間以内
- 問題数:40問
- 合格ライン:正答率70%
- 主教材:オライリー・ジャパン「Pythonによるデータ分析入門――NumPy、pandasを使ったデータ処理」
試験センター:全国のオデッセイ コミュニケーションズCBTテストセンター
試験問題作成:NECマネジメントパートナー株式会社
試験問題監修:Pythonエンジニア育成推進協会関係者
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