クラスキャット、Docker、CoreOSベースのWebRTC対応Web会議ソリューションをテレワーク統合サービスとして提供開始
クラスキャットは3月16日、テレワーク統合マネージドサービス「ClassCat Telework」の新ラインアップとして、CoreOSのDockerコンテナに最適化したWebRTC対応Web会議ソリューション「ClassCat WebConference for Container」をパブリッククラウドAzure及びSoftLayer上のマネージドサービスとして提供開始した。併せてIBMのPaaS Bluemix上のサービス提供開始も近日予定している。
「ClassCat Telework」は、テレワーク(在宅勤務)を支援・推進する様々なソリューションをパブリッククラウド上のマネージドサービスとして手軽に利用できるテレワーク統合マネージドサービス。
新サービス「ClassCat WebConference for Container」ではWebRTCに対応したWeb会議ソリューションをCoreOS上のDockerコンテナの動作に最適化することにより、互換性を一切気にすることなくマルチプラットフォームで動作させることが可能になった。
DockerはLinuxコンテナを手軽に扱うことができるオープンソースの管理ツール。Linuxコンテナはハイパーバイザ型とは異なる仮想化技術の一つで、仮想マシンの代わりにコンテナと呼ばれる隔離された仮想環境が利用される。このコンテナは軽量な仮想化技術でオーバーヘッドが小さいために起動が高速で更にセキュリティ上、高い堅牢性を保持しやすいために注目されている。
新サービス「ClassCat WebConference for Container」はDocker 1.2以上であれば動作するが、最初にパブリッククラウドAzureとSoftLayerでマネージドサービスとして提供開始する。AzureではCoreOS Alphaチャンネルが公式にサポートされている。SoftLayerではクラスキャット独自のDockerコンテナ分散デプロイ・サービス「ClassCat Containers-as-a-Server v2.0」を利用している。
新サービス「ClassCat WebConference for Container」のWeb会議サービスとしての主な特徴は、WebRTCをサポートし、VoIP・Webカメラが利用可能で、ホワイトボード/プレゼンテーション資料/デスクトップの共有ができる事。オンラインWeb会議システムの機能を低コストで提供し、複数のPCパソコン同士の遠隔コミュニケーションやマテリアルの共有を可能にするサービス。ユーザは特別な環境を用意する必要はない。ヘッドセット・オーディオデバイス・Webカメラ等を装備する一般的なPCパソコンからWebブラウザで簡単に利用することができる。
クラスキャットではDockerコンテナ型のアプリケーション・ソリューションを順次拡充していく予定。「ClassCat WebConference for Container」によるWeb会議サービスについても、CoreOS/Dockerが利用可能なパブリッククラウドへの対応を進めていく。
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