ヒューレット・パッカード、世界最大級のARMスーパーコンピュータを開発、ベースプラットフォームを発売

2018年7月25日(水)

ヒューレット・パッカードは7月17日、世界最大級のARMスーパーコンピュータを開発したと発表した。

このスーパーコンピュータは、米国エネルギー省向けに開発されたもの。ベースとなるのはARMベースのサーバプラットフォーム「HPE Apollo 70 System」で、これは同日より日本ヒューレット・パッカードから発売開始となる。

ヒューレット・パッカードでは、エクサスケールの早期実現を目指し、これまでx86ベースの技術が主流であったハイパフォーマンスコンピューティングのエコシステムにARMなど新しいプロセッサを提供することで、高い競争優位性や多くの選択肢を可能にし、次世代スーパーコンピュータを支える広範なネットワークを構築している。また、急増するデータ集約型HPCワークロードに対応し、メモリ主導型アーキテクチャの開発を進めているほか、ARMベースの堅牢なHPC技術をスーパーコンピュータの「Astra」や次世代のシステムに採用することで、高機能サーバーの高密度化にも取り組んでいる。

「HPE Apollo 70 System」は2P/28コア(2.0GHz)、32GB RAMを搭載しており、価格は1,704,800円からとなっている。

(川原 龍人/びぎねっと)

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