Varjoの超高解像度VRヘッドセットに新型登場、映像面など性能向上
先週もVR/ARに関するニュースが多数報じられました。VR関連では、超高解像度VRヘッドセットの新型「VR-2」の発売開始に関するニュースが注目を集めました。
「VR-2」はVarjo社が2019年2月に発売した「VR-1」に続く法人向けのVRヘッドセットです。ディスプレイ性能が向上しているほか、SteamVR対応、Ultraleap社のハンドトラッキング機能も提供します。
一方AR関連では、アップルがAR機能などに活用すると思われる特許を新たに大量取得したことが報じられました。報道によれば、計測アプリのほかに、ARで室内に家具をどのように設置するか検討するアプリでの使用がカバーされている、とのことです。
Varjoの超高解像度VRヘッドセットに新型「VR-2」登場 ハンドトラッキング搭載モデルも
2019年10月15日、Varjo社の法人向けVRヘッドセット「VR-2」が発売開始されました。VR-2は、「VR-1」の性能をさらに向上させ、より滑らかな合成や人の目レベルの映像領域を広げるなど、主に映像面でのクオリティを改良しています。
VR-2ではSteamVRに対応。同時発売の「VR-2 Pro」には、ハンドトラッキング機能も搭載されています。このハンドトラッキング機能はLeap Motion社が開発していたものですが、Leap Motions社はUltraHaptics社に買収され、その後UltraHaptics社は「Ultraleap」へと社名を変更しています。 VR-2の端末単体価格は4,995ドル(約54万円)、VR-2 Proは5,995ドル(約65万円)。国内での販売は、現状ではいずれのモデルも未定です。
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https://www.moguravr.com/varjo-vr-2-2/
アップルが新特許を大量取得、AR機能などに活用か
アップルが、ARを使った「計測」アプリなどでの使用を想定していると思われる、59の新特許を取得しました。これらの特許は、米国特許商標庁に2018年に特許出願が行われていたもので、2019年10月15日に特許が承認されました。
今回判明した特許の正式名称は「ARを活用した計測のためのデバイスとメソッド(Devices and methods for measuring using augmented reality)」です。
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アップルが新特許を大量取得、AR機能などに活用か
https://www.moguravr.com/apple-patent/
日立グループ企業ら、屋外環境でも使えるメガネ型HMDの開発・販売へ
株式会社日立エルジーデータストレージと株式会社テレパシージャパンは「高輝度、高透過率(シースルー)、軽量」を実現するディスプレイモジュールを搭載したヘッドマウントディスプレイ(HMD)を共同開発・販売すると発表しました。
本ディスプレイモジュールは、太陽光や高輝度照明下等の明るい現場でも違和感なく見ることができる仕組みを採用し、さらにストレスフリーな装用感を実現しています。今後の製品化により、これまでHMDが活用しづらかった業務への活用が見込まれます。
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日立グループ企業ら、屋外環境でも使えるメガネ型HMD開発・販売へ
https://www.moguravr.com/hlds-telepathy-hmd/
QDレーザ、新型網膜投影ARグラスの販売スタート 解像感向上し小型軽量化
半導体レーザーの開発・製造・販売を行う株式会社QDレーザは、網膜走査型レーザーアイウェア「RETISSA Display II」の先行受注を開始しました。「RETISSA Display II」は、同社のレーザー網膜走査技術を用いたアイウェアであり、2018年12月に発売した「RETISSA Display」の後継機種です。
本製品は眼鏡型のフレームに内蔵された超小型プロジェクターから、光を直接網膜に届けることで映像を見るというシステムを搭載しています。前モデルと比較すると、解像感が向上しており、およそ半分の大きさの文字まで判別できるようになったほか、小型軽量化を実現しています。
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QDレーザ、新型網膜投影ARグラスの販売スタート 解像感向上し小型軽量化
https://www.moguravr.com/retissa-display-ii/
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