ビジネスプロセスの可視化を実践するBPMS 4

プロセス図の保存の仕方

プロセス図の保存の仕方

Process Modelerで作成した業務プロセス図を保存する場合は、メニューの「リポジトリへ保存」よりPAMへ保存します。保存する際、自動的にリビジョン番号が付与されます(表3)。

保存情報 概要
モデル情報[名前] 業務モデルの名前
モデル情報[説明] 変更履歴やバージョン情報など
添付ファイル プロセス図に関連する電子文書など
表3:リポジトリへ保存

プロセス図の取得の仕方

PAMに登録された業務プロセス図を取得する場合は、「プロセスモデルブラウザ」を起動し、取得したいモデルを検索して取得します(図3)。

取得したいモデルを検索して取得する
図3:取得したいモデルを検索して取得する
(画像をクリックすると別ウィンドウに拡大図を表示します)

モデル名やサマリ情報などがプロセスモデルブラウザに表示されるので、ここで必要なモデルに対してチェックアウトを実行することにより、クライアント側(Process Modeler)にダウンロードされます(図4)。

プロセスモデルブラウザ画面
図4:プロセスモデルブラウザ画面
(画像をクリックすると別ウィンドウに拡大図を表示します)

登録されているプロセス図やその他電子文書をWeb公開する

PAMは登録されている文書データをWebで閲覧するための機能を持っています。この機能を利用するには、まずWeb公開したいビジネスモデル図を 選択し、右クリックで「モデル情報をウェブに発行」をクリックすることで実現可能です(同様の方法でHTMLではなく、PDFファイルとして出力すること も可能です)
 

文書データをWebで閲覧するための機能
図5:文書データをWebで閲覧するための機能
(画像をクリックすると別ウィンドウに拡大図を表示します)

モデル情報をWeb発行する利点とは

第3回でも解説しましたが、図6〜7のようにProcess Modelerがインストールされていない環境でもWeb上でビジネスプロセス図などの情報を閲覧することが可能になります。つまり、全社レベルでの情報 共有はもちろんのこと、遠隔地間(例えば社外の業務監査の方との)での業務分析ミーティング、ウォークスルーなどが効率的に行えます。

Web発行後の画面とダイアグラムをWeb発行した時の画面
図6:Web発行後の画面とダイアグラムをWeb発行した時の画面
(画像をクリックすると別ウィンドウに拡大図を表示します)


 

文書データをWebで閲覧するための機能
図7:PAM上でも、Web上でも閲覧が可能
(画像をクリックすると別ウィンドウに拡大図を表示します)

 

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