ビルドファイルの記述 〜 Antエディター
ビルドファイルの記述 〜 Antエディター
build.xmlという名前のファイルはEclipseの「Antエディター」で開かれます。Antエディターでは、コードアシスト、文法チェックが行われます。また、アウトラインビューにビルドファイルのアウトラインが表示されます。
図3:Antエディター
(画像をクリックすると別ウィンドウに拡大図を表示します)
ここではリスト1のようなビルドファイルを作成しました。このビルドファイルは、以下の処理を行うビルドファイルです。
- makewarターゲット
- WARファイルの作成。このプロジェクトはもともとWAR形式と同じなので、ここでは単にJARでまとめているだけ。
- deployターゲット
- WARファイルのデプロイ。ここでは単にコピーしているだけ。
リスト1:build.xml(パッケージングを行うビルドファイル)

location="C:/thinkit/jakarta-tomcat-5.5.4/webapps"/>








Antの実行 〜 Antランチャー
アウトラインビューで実行したいターゲットを選択し、右クリック → 実行 → Antビルドを選択すると、指定したターゲットを実行できます。次の画面では、deployターゲットを実行しています。

図4:アウトラインビューからの実行
deployターゲットを実行すると、依存(depends)するmakewarターゲッ トも実行されます。プロジェクト直下にmyjsf.warというファイルが作成され(プロジェクトを右クリック → 更新すると表示されます)、またTomcatのwebappsディレクトリにmyjsf.warがコピーされます。

図5:makewarで作成されたWARファイル

図6:deployでコピーされたWARファイル
(画像をクリックすると別ウィンドウに拡大図を表示します)
なお、Tomcatプラグインを使って開発する場合、Tomcat起動時にwebappsディレクトリのWARファイルが読み込まれてしまい混乱するので、ここで作成したファイルは消しておいた方がよいでしょう。
ここでは、アウトラインビューから実行していますが、パッケージ・エクスプローラでbuild.xmlを選択して、右クリックから実行することもで きます。なお、Antの実行には「Antビルド」と「Antビルド...」の2つのメニューがありますが、前者はデフォルトの実行メニューで、後者 (...がある方)は起動構成を指定して実行するメニューです。起動構成では、ターゲットやパラメータなどを指定できます。

図7:Antの起動構成
(画像をクリックすると別ウィンドウに拡大図を表示します)