Eclipse3ではじめるJava Webアプリケーション開発 13

競合とファイルのマージ

競合とファイルのマージ

   自分と他の人が同時にファイルを変更した場合、競合が起こります。競合は同期化ビュー上で赤いマークで表示されます。競合がある場合は、ファイル内容を見て、手動でファイルをマージ(変更を結合)する必要があります。

競合の比較
図4:競合の比較
(画像をクリックすると別ウィンドウに拡大図を表示します)


   CVSでは、同じファイルを同時に変更しても、ファイル中の変更箇所が異なっていれば、ある程度自動でマージすることが可能です。ただし、同じ箇所が変更されている場合は、よく考えてファイルを手動でマージする必要があります。

   Eclipseでは、Javaソースについてはメソッドやフィールド単位でファイルを比較できます(画面はJava構造体の比較)。CVS上のファイルとローカルのファイルを比較して、適切な変更になるようにローカルのファイルを変更していきます。

   なお、何が適切かわからない場合は、変更した人と相談して修正する必要があります。変更が完了したら、同期化ビュー上でファイルを右クリック → 「オーバーライドおよびコミット」を選択します(あるいは一度、「マージ済としてマーク」してからコミット)。これで、ローカルのファイルをCVSに反映 できます。


競合を解決した後コミット
図5:競合を解決した後コミット

 

この記事をシェアしてください

人気記事トップ10

人気記事ランキングをもっと見る