JBoss EAPのディレクトリ構成の変更と注意点
JBoss EAPのディレクトリ構成の変更と注意点
前項の解説でもおわかりいただいたように、JBoss EAPのディレクトリ構造や設定ファイル名はJBoss内部で予約されています。そのため安易に変更するとJBoss EAPを起動できなくなってしまう可能性があるので、JBoss EAPの各種ディレクトリ名やファイル名を変更する場合は注意が必要です。
各プロジェクトの設定(つまり
[prjAdmin@prjHost ~]$ cd /usr/local/jboss/jboss-as/server/
[prjAdmin@prjHost server]$ ls -al myprj
lrwxrwxrwx 1 prjAdmin prjGrp 17 8月 6 18:33 myprj -> /home/prjAdmin/myprj
またプロジェクトの都合上、どうしてもJBossの設定ファイル名やディレクトリなどを変更しなければならない場合は、Javaオプションで各設定 値を明示的に変更するようにしてください。例えばjboss-service.xmlの名前を変更したい場合は 「jboss.server.root.deployment.filenamel」をJavaオプションとして下記のように設定します。
JAVA_OPTS="-Djboss.server.root.deployment.filenamel=myjboss-service.xml $JAVA_OPTS" なお、下記サイトにてこれらのプロパティが公開されているので必要に応じて参照してください。
最後に
JBossはメジャーなオープンソースミドルウェアということもあり、非常に多くの情報がWebサイトで公開されています。なかでもJBoss Wikiで公開されている情報は非常に有用です。こちらは必読のWebサイトといえるでしょう。
また日本JBossユーザ・グループ(JJBug)のWebサイトでは多くの日本語JBoss情報を手に入れることが可能です。こちらもぜひアクセスしてみてください。
Think ITの過去の記事でもJBossのアーキテクチャに関する解説がされており、JBossを理解するうえで有用な情報となることでしょう。もちろんほかにも、多くの個人および団体でJBossに関する解説や記事、書籍などがありますので、ぜひ参考にしてください。