連載 :
子どもと学ぶロボットプログラミング親子でプログラミングを学べるロボット体験会ってどんなところ?
2012年8月30日(木)
ロボット体験会ってどんなところ?
親子で参加するロボットプログラミング体験会。実際にどんなことを学べるのでしょうか。今回は、ある親子が体験会に申し込むまでの様子をうかがってみます。
- さくら:小学5年生
- さくらの父:ソフトウェア開発企業の課長
- さくらの母:子どもの教育に熱心なアラフォー世代
- さくらの兄:中学2年生
夕食での出来事
- あなた、お兄ちゃんの中学校からこんなお知らせをもらってきたんだけど、ちょっと見て。
- なになに、「職場体験活動における体験先ご紹介のお願い」、なにこれ?
- どこかの会社に行って1日仕事を体験しなきゃいけないんだよ。
- ふーん、職場体験ねぇ。お父さんの会社でプログラム作ってみるか?
- お父さん、プログラム作ってんの? 僕も学校でロボットのプログラム作ってるよ。
- えっ!中学校でプログラミングやってるのか。
- 今年からね、全員がやることになったんだ。結構おもしろいよ※。
- 時代は変わったなあ。だったら、このイベントに行ってみないか。
- 「夏の終わりに親子ロボット体験教室」? 僕はいいよ、学校でやってるし。
- そうか。。さくら、お父さんと一緒にどうだい?
- うーん。。ロボット作りって、どんなことをするの?
- このロボットを組み立てて、自分で動くことができるように「プログラム」するんだよ。
- ふーん、すごいね!でも「プログラム」って、私には難しいかも。
- そんなことないよ。大人がちゃんと説明してくれるし。ここで使うロボットも、プログラムも、とても簡単なんだって。
- わかった。。考えてみるね!
夕食の後で
- お父さんはああ言ってたけど、正直プログラムってよくわからないし、ちょっと苦手だな。。でも、ロボット作りは楽しいかも。
- なんだか眠くなってきたし、そろそろ寝よっと。
<さくらが寝てしばらくたった頃・・>
- ・・・ちゃん、さくらちゃん。
- ん・・誰?
- 僕はロボ太。君にロボットとプログラムの楽しさを教えにやってきたんだ。
- お父さんが言ってたロボット?
- うん。僕たちロボットはね、プログラムがないと動き回れないんだ。だから、さくらちゃんに僕たちがいろんなことができるようにプログラムしてほしいんだ。
- でも、プログラムって、難しいんでしょう?
- そんなことないよ、僕が教えてあげる。
- じゃあ、お願いします!
- そうこなくちゃ。じゃあ、やってみよう!
ロボットを組み立てる
- いいかい、僕たちはLEGO®だから簡単に組み立てられるんだ。組み立て図を見てごらん。
- LEGOは知ってるよ。でも、この大きなハコは何?他にも私が見たことないのもあるよ。
- このハコにはコンピュータが入ってるんだ。ロボットの頭脳だね。その他に、こっちは光を感じるセンサーで、ロボットの目になるよ。他にもいろんなセンサーがあるんだ。こっちのモーターを使えば、動き回れるようにもなるんだよ。
- へぇ、一つ一つ役割があるんだね。他にもいろんな部品がいっぱい。
- 僕も手伝うから、一緒に組み立てよう。
- うん! やってみるね。
- うーん、もう少しなんだけど、この部品はどこかなぁ。
- それはロボットの前に差し込むんだ、ほら。
- こうね。やった、できた! ロボット完成!
※注:平成24年度から中学校の技術家庭科・技術分野で「プログラムによる計測・制御」が必修となった。→ 中学校学習指導要領解説 技術・家庭編(文部科学省/PDF)
®LEGO, the LEGO logo, MINDSTORMS and the MINDSTROMS logo are trademarks of the LEGO Group
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