IIJ、「IIJ DRMサービス/ExpressPlay」を提供開始
インターネットイニシアティブ(以下、IIJ)は1月26日、デジタルコンテンツの著作権管理技術のオープンスタンダードである「Marlin DRM」を採用したDRM(Digital Rights Management)サービス「IIJ DRMサービス/ExpressPlay」(以下、本サービス)を提供開始した。
近年、インターネット上における音楽や映画などデジタルコンテンツの視聴増加に伴い、不正な視聴や違法コピーからコンテンツの著作権を保護することがより一層、重要になっている。しかしながら、独自に著作権の管理システムを構築、運用するには、時間とコストの負担が課題となっている。
本サービスでは、著作権保護の分野において豊富な実績を持ち、代表的なDRM方式の一つであるMarlin DRMを採用している。IIJは、米国Intertrust Technologies Corporation(以下、Intertrust)が提供するExpressPlayをIIJ DRMサービス/ExpressPlayとして再販する。
IntertrustはMDC(Marlin Developer Community)の創設メンバーとして、Marlin DRMの技術仕様を策定している。さらに本サービスは、Marlin DRMに加えてマイクロソフト社が提供するデジタル著作権管理規格「PlayReady」にも対応している。配給事業者、レンタル事業者、コンテンツオーナーなどコンテンツ配信・制作事業者は、本サービスを利用することで、DRMシステムの運用や管理を気にすることなく、コンテンツをセキュアに配信できる。
また、クラウド上で大量なコンテンツのフォーマット変換を行える「IIJ GIOクラウドトランスコードパッケージ」など、IIJのサービスと組み合わせて利用することにより、ワンストップで手軽に安全なコンテンツ配信が実現できる。
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