MDISとMapR、ビッグデータ活用ソリューションで協業
三菱電機インフォメーションシステムズ(以下、MDIS)とマップアール・テクノロジーズ(以下、MapR)は5月21日、ビッグデータ関連分野で協業し、機器やセンサーからのストリームデータのリアルタイム分析等ビッグデータ活用ニーズに応えるべく、IoT分野を中心とするソリューションを強化すると発表した。
これまでMDISは、三菱電機グループのITビジネスの中核企業として、幅広い要素技術や事業を持つグループの強みを生かし、センサー情報を収集・分析し照明機器制御や空調デマンド制御を行う省エネシステムや、デマンド情報の分析から電力需要の予測を行うシステム等、様々なデータ活用システムを構築してきた。
MapRは、ビッグデータを分散処理できるオープンソースの技術であるApache Hadoopをベースに、企業におけるミッションクリティカルかつリアルタイムな分析業務への利用を想定したエンタープライズグレードのHadoopやNoSQLを核としたデータプラットフォームを提供している。
今回の協業により、MapRはMDISに、MapRのHadoop製品「MapR M5(Enterprise Edition)」並びに、NoSQL製品「MapR M7(Enterprise Database Edition)」、プロフェッショナルサービスを提供する。
MDISは、ラインアップにMapRの製品やサービスを加え、ビッグデータ関連の中でも特にIoTとM2Mの分野において、MapRの特長であるエンタープライズ向けHadoop技術を生かしたソリューションとして、ログやデータを活用した分析や障害予兆検知などの基盤を構築する。また、クラウドサービス向けには、多目的に供する共通のビッグデータ・プラットフォームとして、高信頼なHadoopクラスタの構築を進めていく。これらにおいて、設計支援/環境構築サービス、データ移行サービスなどサービスメニューを用意し、データ収集から蓄積、活用までのシステムをワンストップで提供する。
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