ゼロからはじめたWindows Azureのまとめ
初心者から見て難しかったところ
[田口] だいぶ理解できているようですね。逆に、今回はまったところや、難しかったところはありますか?
[小木] 設定ファイルを変更して配置した後、エラー等が発生してアクセスできない時に、その原因がわかりづらかったです。今回は設定箇所が少なかったので見直す場所はあまり多くなかったですが、もっと複雑なものであれば原因を探るのが難しいと思いますね。
仕方のないことですけど、時間を掛けてデプロイした後ブラウザで確認してエラーが発生した時に、修正して、再度デプロイして再確認、という作業に時間が掛かりました。
[田口] 確かにトラブル時のエラー対応は難しいですね。ローカル環境に比べてログも含めた情報が少ないですからね。Visual Studio 2010 UltimateならIntelliTraceがあるのですが・・・。デプロイの時間については、短縮される機能が追加される予定なので実装されたら試してみましょう。
→ IntelliTrace を使用したデバッグ - msdn
[小木] あと、やっぱり英語のサイトが多いので、一から自分で調べて作業するとなると難しかったかもしれませんね。
[田口] 英語と比較すれば日本語サイトが多いとは言えないかもしれませんが、マイクロソフトが公開している ホワイトペーパーは基本的な部分は十分カバーしていると思いますので、ぜひ読んでみてください。情報交換ならばmsdnにあるWindows Azureフォーラムやコミュニティを活用しても良いと思いますよ。
→ Windows Azure Platform - ホワイトペーパー
[田口] 最近はマイクロソフトやコミュニティなどが行っているイベントがオンラインでも見られるものが多々あるので、日々の情報収集も大事ですね。
[小木]はーい。Azureに限らず何事も日々の積み重ねが大事ですからね。
まとめ
[田口] では、最後にまとめてください!
[小木]はい!って・・・私がまとめるのって変じゃないですか?まあいいですけど。開発環境を作るのは、そんなに難しくない。Visual Web Developerで作ったアプリケーションをAzure上で動かすのも、それほど難しくはない。ただ、エラーなどが発生するとログも含めて状況を把握するための情報が少ないので対応が難しい。こんなところでしょうか。
Azure上でオープンソースを動かす場合は、日本語の情報が少ないこともあり難しい感じはしましたが、思った以上にマイクロソフトって積極的にオープンソースへの取り組みを行っているようですし(失礼!)、Azureはマイクロソフト技術者だけのものではないのだと感じましたねぇ。実際に触れてみて本当に良かったです。
画面3:Port 25 Japan - マイクロソフトのオープンソースの取り組みを紹介(クリックでサイトに移動) |