連載 :
  Windows 8 Tips集

マウスポインター操作に関するWindows 8のカスタマイズ

2013年1月8日(火)
正田 拓也

“ドラッグ”と見なされるポインターの移動距離を変更する

マウスの左ボタンでクリックしている間に、誤ってマウスを動かすと意図せずしてドラッグを始めてしまうことがある。Windowsでは人間の手の動きを想定して、わずかに動いただけではドラッグにはならず、単純なクリックと見なすようになっている。そのわずかな動きの「しきい値」を変更することにより、ドラッグなのか、単純なクリックなのかのタイミングを調整することができる。

しきい値はレジストリに設定する。前述の方法でレジストリエディターを起動後、以下のキーにある二つの値を編集すればよい。

◆キー

HKEY_CURRENT_USER¥Control Panel¥Desktop

◆値

DragWidth

DragHeight

それぞれ横方向と縦方向の値だが、デフォルトではいずれも[4]になっている。単位はピクセル数なので、両方とも[10]くらいに設定すれば、若干動いた程度ではドラッグとはならなくなるが、あまり大きくすると短い移動距離でドラッグが開始できなくなる。

図1:レジストリエディターから、該当の値を探し出す
図2:値を変更する。デフォルトは[4]なので、より大きな値にする

追記:出版社インプレスジャパンからのお知らせ

『Windows 8上級ガイド 最新OSをカスタマイズしよう』は、2012年11月20日(火)より全国の大型書店およびネット書店にて発売です!

Windows 8上級ガイド 最新OSをカスタマイズしよう
書名 :
Windows 8上級ガイド 最新OSをカスタマイズしよう
著者 :
大月宇美、川崎 亮、川添貴生、清水理史、正田拓也
判型 :
A5判(210×148mm)
ページ数 :
352ページ
ISBN :
978-4-8443-3299-2
定価 :
2,200円+税
発行 :
インプレスジャパン
発売日 :
2012年11月20日(火)
インプレスジャパン直販サイト→コチラ
Amazon.co.jp→コチラ

速く、便利に、安全に使いこなす! OS設定のための基本ワザと裏ワザ満載

Windows 8の各種設定を、自分の用途に合わせて変更して効率的に、PCのパフォーマンスを最大限に引き出して使うためのノウハウを集めました。現行PCからの買い替えやアップグレードの判断基準、OSのセットアップから、気になるSSDやタッチパネルについてや、新しいUIと主要アプリの使い方、ネットワーク設定、Windows 7風に使う方法、フォルダーの操作とカスタマイズ、仮想メモリーやレジストリなどについても解説しています。

PCとの関わりは8ビット機やBASIC全盛の時代から。Windowsとの深い関わりは小規模企業の兼任システム管理者時代から。その後、インプレスWatch記者などを経てフリーライターへ。得意分野はPC全般からハンダゴテを使った自作系、通信系まで。

連載バックナンバー

Think ITメルマガ会員登録受付中

Think ITでは、技術情報が詰まったメールマガジン「Think IT Weekly」の配信サービスを提供しています。メルマガ会員登録を済ませれば、メルマガだけでなく、さまざまな限定特典を入手できるようになります。

Think ITメルマガ会員のサービス内容を見る

他にもこの記事が読まれています