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Build 2013レポートとWindows Azureの2013上半期アップデートを総復習!

2013年7月19日(金)
作原 英輔

Windows Azure WEBサイト 正式運用開始

「Windows Azure WEBサイト」は、Webサイト運用向けに構築されたSaaS(Software as a Service)型のソリューション。あらかじめ、PHP、.NET Framework(ASP.NET)、node.jsが組み込まれ、これらを利用するWebサイトはそのまま「Windows Azure WEB サイト」で運用できます。また、WordPress、Drupal、DotNetNukeなどのオープンソースのCMSが準備されており、簡単な作業でサイト公開ができます。

さらに、ビッグデータの価値を最大限に生かすことができる「Windows Azure HDInsight」のサービスも開始。ApacheのHadoopソリューションをマイクロソフトがWindows Azure上に構築した、Hadoopベースのサービスです。クラウドベースであることから、クラスターを必要に応じて素早くスケーリングできます。また、Excelなどのマイクロソフトのデータプラットフォームとの統合により、容易に分析することができます。

<Windows Azure WEB サイトの特徴>

サイト作成と拡張が簡単

  • サイト作成が短時間で完了
  • 10サイト無料でスモールスタート
  • 容易なスケールアウトと占有インスタンスへの移行
  • CMSベースのサイト構築も簡単

多様な開発テクノロジーに対応

  • ランタイム:ASP.NET, ASP, PHP, Node.js
  • DB:SQLデータベース, MySQL
  • ツール:Visual Studio, WebMatrix
  • 開発環境(OS):Windows, Mac OS X, Linux

素早い配置と容易な管理

  • Web 配置, FTP, TFS, Git をサポート、短時間で配置可能
  • 管理ポータルでの容易な監視とカスタム、ドメインの利用
《build2013》会場の様子より(クリックで拡大)

Windows Azure モバイルサービス 正式運用開始

「Windows Azure モバイルサービス」は、スマートフォン向けアプリケーション等のバックエンドを容易に作成できるBaaS(Backend as a Service)型ソリューション。

<主要な3機能>

  • バックエンドデータベースの作成、およびカスタムアクセスAPIの提供
  • Windowsストアアプリ、Windows Phone、iPhone、Androidといったさまざまな端末へのプッシュ通知
  • Microsoftアカウント、Facebook、Twitterなどのアカウントを用いたユーザー認証機能

このサービスを活用することで、スマートフォンアプリ開発者は、バックエンド構築にかかる作業を大幅に短縮できるので、アプリケーションのフロントエンド開発に集中することができます。

多様な機能強化でユーザーメリット増

オートスケール機能の追加(プレビュー)

Windows Azureのインスタンスを、必要に応じて自動的にスケールする機能です。インスタンスのアクティビティをベースに、自動的なスケール規則を設定できます。これにより、例えばインスタンスで定義したCPUしきい値を下回った場合はスケールダウンし、料金を節約できます。また、トラフィックが増えた場合は自動的にスケールアップします。
この機能を利用することにより、アプリケーションの応答性が良好になり、費用の適正化を実現することで費用の抑制ができます。

モニタリングおよび監視機能の強化(プレビュー)

ログファイルのリアルタイム監視、トレーシングのon/off 切り替え、トレースやログ情報の保存、Windows Azure コマンドラインツール(Windows / Mac / Linux に対応) からリアルタイムでログをトレース、操作ログが実行したユーザーアカウントの情報と共に管理ポータルで確認、などが可能となり、運用状態を随時確認できる機能が追加されました。

Active Directory機能強化

「Windows Azure Active Directory」は、アプリケーションに対する認証とセキュリティ権限を管理する Active Directory の作成と利用が可能。企業がすでにオンプレミスで Active Directoryを使っている場合、容易に統合することができます。オンプレミス上のActive Directoryに対してユーザーの追加/削除等の操作を実行すると、即座にクラウド上の環境に反映されます。オンプレミスのActive Directoryとのシングルサインオン(SSO)を統合することで、アプリケーションに対する権限許可/削除のワークフローの単純化を実現。この機能強化は、ユーザーセキュリティを統合したい企業や組織にとって非常に有益です。

《build2013》会場の様子より(クリックで拡大)

アプリケーション開発やWebコンテンツ運用をますます容易にする
『Windows Azure』

《Build 2013》までの一連のアップデートにより、Windows Azureは、信頼性、操作性、利便性、汎用性等、さまざまな面でハイクオリティのクラウドサービスを実現。サーバ関連作業よりもクリエイティビティな作業に多くの時間と費用をかけたいと考えるユーザーには、大変魅力あるインフラストラクチャです。

Windows Azureを迅速に安全に利用したい場合、導入設計から運用や保守等まで請け負う
『cloud.config』のようなサポートサービスを活用することは、時間や費用のコスト抑制にもつながり、多様な点でユーザーにとって有用です。

【関連リンク】

<リンク先最終アクセス:2013.07>

株式会社FIXER クラウドインテグレーション事業部 部長

Webシステム開発会社に入社後、大手コンビニエンスストアのホームページシステムのインフラ運用を担当。その後、大手証券会社のオンライン取引システム構築プロジェクトのインフラチームに参画。豊富な実績を経て、多数のプロジェクトを掛け持ちするプロジェクトマネージャーとなる。新規のシステム構築提案を行っていく中で、従来のオンプレミスだけではなく、クラウド提案の必要性を実感し、株式会社FIXERに入社。現在、今までのシステム構築のノウハウを携え、クラウドプラットフォームWindows Azureのエキスパートとして縦横無尽に活躍中。

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