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たった4ステップでWordPressをインストールできるWindows Azureの「Webサイト」

2012年8月29日(水)
田口 一博

6月のSpring Releaseを紹介した記事「オープンで柔軟性があるクラウドサービスに進化したWindows Azure」では、Windows Azureが提供するサービスや機能、開発環境の準備、はじめるためのポイントを駆け足で説明しました。

本連載では、OSSのインストールを競う技術者向けコンテスト「インストールマニアックス」の入賞者の方々が、コンピューティング、データ管理、ネットワークの新機能を中心に、リレー形式で詳しく説明していきます。入門者向けの内容も紹介していきますので、これまでクラウドやWindows Azureにあまり縁がなかった方も、読んでみることをおすすめします。

今回は、はじめにWebサイトを簡単に紹介し、オープンソースアプリケーション「WordPress」インストール方法の説明と、本連載でも頻繁に使うことになる管理サイトの紹介を行います。手っ取り早くWordPressをインストールしてみたい、という方は2ページ目からご覧ください。

なお、本連載で紹介するWebサイト、仮想マシン、仮想ネットワークは、Windows Azure サブスクリプションを申し込み後に、プレビュー機能の申し込みが必要となっていますので、こちらも合わせて参照してください。
→ Windows Azure サブスクリプション申し込み Step by Step

本連載の第2回、第3回では、この新機能「Webサイト」を言語別に紹介する予定です。

Webサイト

Webサイトは、従来の(Webロールやワーカーロール)と比較して、OSやIISなどの権限は大きく制限されますが、その代わり簡単にWebアプリケーションを公開できるサービスです。配置方法も、FTP、Git、TFS、Web Deployが使用でき、数秒で配置することもできます。

また、配置後の管理も簡単です。新しい管理ポータルで、CPU Time, Requests、Data Out, Data In(画面01:Webサイト・モニタリング)などを見ることができますので、サイトの状況を把握できますし、Webサイトのインスタンス数やサイズ(予約インスタンスのみ)、共有と予約インスタンスの変更もできます(画面02:Webサイト・スケール)。

画面01:Webサイト・モニタリング(クリックで拡大)
画面02:Webサイト・スケール(クリックで拡大)

さまざまな開発言語のサポート

今までのクラウドサービス(Webロール・ワーカーロール)でも、さまざまな開発言語がサポートされていましたが、WebサイトでもASP.NET、PHP、Node.jsがサポートされ、ユーザーによる設定やインストールなどの追加作業なしで、デフォルトで動くようになりました。

Java、Python、Rubyなど、Webサイトでサポートされてない開発言語については、引き続きクラウドサービスを使用するか、別の新しい「仮想マシン」機能を使うことになります。

開発言語 Webサイト クラウドサービス 仮想マシン(参考)
ASP.NET
PHP
Node.js
Java -
Python -
Ruby -
  • ※○は、ユーザーによる設定やインストールなどの追加作業が必要です。
  • ※仮想マシンは、ほぼオンプレミスと同じ設定を行うことで、さまざまな開発言語に対応できますので、今回は説明していません。

ここからは、WebサイトでサポートされているASP.NET、PHP、Node.jsについて、従来のクラウドサービスと合わせて説明します。現在Webサイトはプレビューでありクラウドサービスと比較し、SLAがないことや、カスタムドメインで証明書が使えない、最大3インスタンスまでと、さまざまな制限がありますので、要件に合わせてWebサイトまたはクラウドサービスを選択する必要があります。

ASP.NET

Webサイトはデフォルトで、ASP.NETが使用できます。また、.NET Frameworkのバージョンは2.0または4.0から選択できます(画面03の(1))。クラウドサービスでも、Webロールを使用することで追加の作業なしで使用することが可能です。

PHP

Webサイトでは、デフォルトでPHP 5.3が使用できます。また、PHPを使用しないようにすることも可能です(画面03の(2))。クラウドサービスでは、スタートアップタスクやロール・インスタンスの起動時に呼び出されるOnStartメソッドなどで、PHPのインストールする必要がありますが、インストールするPHPのバージョンを自分で管理することができます。

画面03:Webサイト設定画面(クリックで拡大)

Node.js

Webサイトでは、Node.jsが使用できるようになっており、無効にすることはできません。

クラウドサービスでも、Windows Azure SDK for Node.jsを使用することで簡単にNode.jsのアプリケーションを開発することができます。
→ Node.js Cloud Service

それでは、次ページより実際にWordPressをインストールしてみましょう。

スカイコード株式会社

主にマイクロソフトの技術を中心としたプログラマ兼システム管理者兼コンサルタント兼雑務係として従事。Microsoft Azureで少しでもラクに楽しく生きていこうと企む毎日。基本怠け者。

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